MD ZOOM 24-35mm 1:3.5 minolta
1981年に発売されたミノルタの広角ズームだ。
この光学系はこのレンズだけのもので、後にも先にも24-35mmという焦点距離のズームレンズは、このレンズ以外にミノルタから発売されなかった。
1.5倍ズームというスペックでは地味すぎて人気がなかったのだろうか。
しかし、焦点距離24mmと35mmでのパースペクティブは、まったく異なる。
ズーミングによる被写体の拡大縮小より、パースペクティブの変化を意識するようにすれば、単焦点+αのレンズとしての出番があると思うのだ。
ところで、個人的にこのレンズは特別な用途で使っている。
車載用にして、前景の動画を撮るためにダッシュボード上にNEX-5Nと組み合わせて、小型のクイックシューで設置固定できるようにしているのだ。
フルフレーム換算36-52.5mmの画角になるが、この画角範囲はクルマの前景の動画撮影にうまく嵌まる。
と言っても、記事本題とは関係ないのだが。(^^;
このレンズとはひさしぶりに初夏の袋田の滝に行こう。
冬には氷結する滝だ。平安時代の西行法師は、この滝を「四季折々、一年に四度見たくなる」と言っていたそうだ。
それなら、また行くしかない。(^^;
広角1.5倍ズームレンズなら、まずは被写体の中に踏み込んでいくしかない。そこで、より雰囲気のあるパースペクティブを見つけるのも楽しそうだ。
踏み込んで得られる絵を、このレンズはどのように見せてくれるだろう。
[Version 3] (Metamorphosis - track 01)