RE-TOPCOR N 1:2.8 f=135mm   東京光学

 

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東京光学(トプコン)のRE トプコール、135/2.8だ。
東京光学は第二次世界大戦中には陸軍に光学機器を納入し、海軍に納入した日本光学(ニコン)と双璧である光学機器メーカーだった。

工業製品における軍用規格は、各種の工業規格の中でもきわめてハードルが高い規格だ。
それをクリアすることは、その製品が「水準をはるかに越える高信頼性、高耐久性を持つ製品である」ことを意味するのだ。

しかし東京光学は、民生用のカメラやレンズの開発は、正直、下手だったと思う。
他社に比べてユニークな製品を作ってきたにもかかわらず、それらを見ても、一般ユーザー相手にシェアを拡大するのは難しかっただろうと思うのだ。

このレンズは東京光学がカメラ製品を作った最後期のものだ。
当時、トプコン製品のシェアは極めて低かった。コスト的に量産効果が期待できないまま、他社製品と同等の価格で販売するしかなかったから、各部にチープさが感じられても仕方がない製品が多かったように思う。

このレンズもそうだと思う。ともかくチープに作るしかないのだ。
かつて軍用規格をクリアする製品を作って来た東京光学のエンジニアたちは、どれほど悔しい思いをしただろうと思うのだ。

このレンズとの出会いはまったくの偶然によるものだった。
リサイクルショップで、まったく別メーカーのレンズキャップを付けられ、メーカー名も間違えたまま二束三文の値札を付けられて、ショーケースに置かれていた。
手に取って、それがREトプコールなのが分かったのだ。



気温が高い。
幹線道路から、森の中にほんのわずか見える池がある。潅漑用水池である「又三池」だ。

休息所や展望台などの観光施設があるわけでもない。そのため、特に気にすることもなく、立ち寄ることもなく通り過ぎていた。

 

だがちょっと不思議な感じがする、独特の場所だと思う。森に囲まれているからなのだろうか。
このレンズとはそんな森の中の水辺を歩こう。道らしい道もないのだが、歩けないこともないだろう。

 

そうして、近隣の鴻巣鷲神社にも立ち寄ろう。西暦八百年頃に創建された古い神社だ。


 

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Prelude et Fuge aux A Mineur, BWV 561.