CT-300 1:5.6 f=300mm BBAR MULTI C. TAMRON


 

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このレンズは、1976年に発売されたタムロンの初期アダプトール時代の単焦点望遠レンズだ。初期アダプトールレンズは、ピントリングのすべり止めがシャークスキン柄なのでわかりやすい。
アダプトール方式は、マウントをカメラメーカーの専用マウントに応じて自由に付け替えるシステムであり、現代の多くのカメラでも、機能限定にはなるが使用可能なのだ。

サードパーティ製の古いレンズだから、写りに期待できないなどの印象を持ちかねないのだが、このレンズもまたなかなかの実力を持っている。
4群4枚構成のシンプルな光学系を持つこのレンズは、シンプルであるがゆえの抜けの良さを持っていると思う。早い話が、クリアな写りをするのだ。


アダプトール時代のタムロンレンズの優秀さは、多くのネットワーカーたちによって認められている。
ネットワーカーたちの評価記事のほとんどが好意的な評価であり、アダプトールシリーズのレンズは、いまもなお根強い人気を持っているのだ。

焦点距離300mmのレンズは、野鳥撮影などのネイチャー派にとっては広角レンズとされるが、一般風景撮影においてはかなり狭い画角で切り取ることになる。
おおまかには、手をまっすぐに伸ばして指でジッポーライターを挟んだ場合の、ジッポーライターの範囲が焦点距離300mmの画角の範囲だ。

で、撮影においては、そんな範囲を切り取ることになるわけだが、なかなか気合が入った?切り取り方と言えるだろう。
しかし、それゆえに非日常に踏み込んだ絵を切り出すことが可能なレンズと言えるのだ。



桜はもう散り、春はいつもの年よりも早く過ぎてゆくように感じられる。
今日はこのレンズを連れて、まだ桜の残る棚倉城址に行こう。
堀の水面には花筏が満ちているだろう。このレンズで、水辺の桜を切り取って来よう。


 

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Thomas Ospital plays Sicilienne by Fauré