COSINON 1:3.5 f=135mm
コシナの古い１３５ｍｍ望遠レンズだ。プリセット絞りで絞り羽根が１３枚、ピントリングは金属ローレットだから１９６０年代のものだろう。マウントはＴマウント風？の溝が付いているが、Ｔマウントではない。
このレンズの情報は極めて少ない。
コシナ自体は１９５９年から、下請けとしてレンズ製造を手掛けているが、ガラス熔解まで含めてレンズの一貫生産を始めたのは１９６８年だ。
このレンズもその頃のものなのだろうか。１９６８年頃の製造なら、デザイン面からも納得なのだが。
すっかり暖かくなった。桜も例年になく早く咲き始めている。
このレンズとは、副将軍家の庭園、西山荘に行こう。また梅も残っているはずだから、あるいは両方見れるかもしれない。
それは奇異にも思えるかもしれないが、なんとなくこのレンズに似合っているような気もする。
庭園の水辺の花々を、このレンズで切り取って来よう。
