NIKON LENS SERIES E Zoom 36-72mm 1:3.5
ニコンから1981年に発売された、非ニッコール?「シリーズE」の標準ズームレンズだ。
当時の標準ズームの焦点距離は、いわゆるサンゴーナナマル(35-70mm)だったが、なぜか、このレンズは微妙に違う。まあそれまでも43-86mmなどもあるから、そんなものなのだろう。?
当時、「ニッコール」名を冠するレンズは、プロやハイアマに対しても性能保証ができる内容を持っていた。
しかし時代の要請から、入門者など一般向けのカメラやレンズも販売していかなければならなくなって登場したのが「シリーズE」だった。
シリーズEレンズは、「ニッコール」の名を与えられなかったのだ。
しかし、設計したのはニコン光学設計陣だ。「少しは妥協してもいい」と言われても、それができない人たちが設計したわけで、シリーズEには、いまも評価が高いレンズが多いのだ。
気温が上がり桜が一気に開花した。とくに今年は、それこそ「一気に」という感じだ。まだつぼみだと思っていたら、いきなり咲いていた。(^^;
関係ないが、「いきなり」とは「一気なり」なのだろうか。?
今日はこのレンズと、そんな桜の花々の中をめぐろう。伝統の名を与えられなかったこのレンズは、どんな絵を見せてくれるだろうか。
J.S.BACH "Partita No.1 in B flat major BWV 825
- Praeludium - Corrente" Trevor Pinnock