TAMRON SP [13A] 1:3.5-3.8 24-48MM BBAR MC
このレンズは1980年に発売され、1987年まで継続販売されたアダプトール方式のレンズだ。
アダプトール方式とはユーザーによるマウント交換方式だ。タムロンが準備したアダプトールマウントは多種あったから、同時代のほぼすべての一眼レフカメラボディに、アダプトールレンズを取り付けることができた。
ニコンボディとキヤノンボディを持っていても、同じレンズを使い回しできるのだ。
これによって、ミラーレス機のマウントアダプターの選択肢もひろがるのだ。
たとえば、ヘリコイド付きのM42マウントアダプターを選べば、マクロレンズ並みに寄れるようになるだろう。
また、テレコンバーターなどのレンズアクセサリーを使う場合も、マウントを選択できるため、自由度がひろがる。
アダプトール方式は、応用まで考えれば拡張性のあるシステムと言えるのだ。
当時、24mm広角レンズは超広角とされていた。
このレンズも、単なる広角ズームではなく、超広角ズームという位置づけにあったのだろう。
アダプトール方式のレンズには、きわめて評価が高いレンズが多い。このレンズには「SP」の文字が入っている。
SPとは「Super Performance」の略で、タムロンでは、特に力を入れて開発したレンズにSPの文字を冠している。
このレンズもまた「SP」の名に恥じないレンズなのだ。
なお、撮影枚数が多くなったので、記事を2つに分ける。
この記事は(1)だ。(2)はこちら。
結びついてゆく神話の神々 (2) - タムロン [13A] 24-48 ◇
笠間市稲田にある稲田神社は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の妻、奇稲田姫(クシナダヒメ)を祀っている。
今日はそこをめぐった後、帰路には青山神社にも立ち寄ろう。
青山神社は植林の神である五十猛(イソタケル)神を祀るが、五十猛神は素戔嗚尊と奇稲田姫の子だ。
素戔嗚尊はすでに亡き母、伊弉冉(イザナミ)を求めて泣き、荒れ狂った。地上の木々は皆枯れてしまった。
その息子が植林の神なのだ。神話がつながっていくのが面白い。
ふたつの神社の写真をシャッフルしてみるのも楽しいが、それなら、同じレンズで過去に水族館を撮っていた写真まで含めてシャッフルすることにしよう。
まったく異なる被写体であっても、個人的にはほとんど違和感がないのだ。
結びついてゆく神話の神々 (2) - タムロン [13A] 24-48 ◇
Johann Sebastian Bach - Chaconne, Partita No. 2 BWV 1004 | Hilary Hahn