Takumar 1:5.6/200 Asahi Opt. Co,.
撮影はα7Rで行ったが、上の写真のカメラはフジカST-701だ。
1958年に発売された無印タクマーだ。旭光学としては初めての200mm望遠レンズであり、1965年にスーパータクマー200/4が出るまで、この5群5枚の光学系はそのまま使われ続けるのだ。
絞り羽根は10枚であり、プリセット絞り式なのがこの時代を感じさせて楽しい。
プリセット絞り式はすでに過去のものとなったが、マウントアダプターによる絞り優先での使用においては、思いのほか便利なのだ。
絞りの限界値をプリセットできるから、ファインダーをのぞいたまま目を離さずに、感覚的に絞り操作ができるのだ。
開放F値が5.6と、ずいぶん暗いレンズだが、非常にスリムでコンパクトだ。外径寸法は、スーパータクマー135/3.5とそれほど変わらないだろう、やや長いくらいか?。
背景ボケを活用する作画でなければ、このコンパクトさは大きなメリットになると思う。カメラに付けたまま長く歩いても、特に負担とは感じられないのだ。
このレンズは思いのほか?写りがよく、開放から使えるレンズだから、用途はいろいろ考えられると思うのだ。
※この記事のデータは次のサイトを参照させていただきました。労作をありがとうございました。
「望遠レンズ史」
まだ一月なのに花のつぼみはすでに膨らみ始め、花が咲いているのを見かけることもある。そんなときには、なにかが浮遊するような感覚になる。
このレンズとは、冬枯れの森の中にある水辺を道を歩こう。
BRON-YR-AUR (LED ZEPPELIN Cover)