MC TELE ROKKOR-QD 1:3.5 f=135mm minolta
撮影はα7Rで行ったが、上の写真はレンズと同時代の、ミノルタ SRT-101だ。
このレンズは1966年に発売されたMCロッコール135mm望遠レンズの初期型だ。
「MC」ロッコールは、ミノルタの第二世代一眼レフ用に開発された。このシリーズから、ミノルタ一眼レフの測光方式は開放測光となったのだ。
このレンズのマイナーチェンジは4回あったが光学系はすべて同一であり、さらに1977年発売のMDロッコール初期型においても同一の光学系が採用されていた。完成度の高い光学系だったのだろう。
レンズ名にQDとあるように、当時のロッコールには、アルファベット2文字が付記されていた。
これは「*群*枚」というレンズ構成を示している。
群数 T=3,Q=4,P=5,H=6,S=7,O=8,N=9
エレメント枚数 C=3,D=4,E=5,F=6,G=7,H=8,I=9,J=10,K=11,L=12
つまり、このレンズのQDは4群4枚構成となる。
シンプルな構成のレンズは描写に生々しさが出てくることが多いと思う。このレンズも期待度が高いと言えるだろう。(^^;
ズームレンズが普及していなかった当時、一眼レフを使う場合には、複数の単焦点レンズを選ぶ楽しさがあった。もっとも推奨される組み合わせが「28mm広角」「50mm標準」、そうしてこの「135mm望遠」だった。
135mmという焦点距離は、圧縮効果などの「望遠らしさ」が出てくる焦点域と言える。
いまでも市場に数多く出回り、入手しやすいのがこの135mmレンズなのだ。
このレンズとは山深い中にある東金砂神社に行こう。西金砂神社とは対の関係にある神社だ。
この神社も創建が紀元八百二年と非常に古く、その歴史においては坂上田村麻呂や源頼義、源義家の名も出てくる。
ここには長いこと行っていなかった。冷え込む日だが、山深い中を時間をかけて歩こう。
JS Bach Nun komm der Heiden Heiland BWV 659 Pavao Masic