AF MACRO 100mm 1:2.8 (32) minolta
撮影はα7Rで行ったが、上の写真はフィルム時代のミノルタα9000だ。
αシリーズ用の中望遠マクロレンズだ。製造年は不明だが、デザインは第二世代のものであり、1990年代になってから発売されたと思われる。
100/2.8マクロレンズはSR/MD時代には存在しなかった。それまでのミノルタ中望遠マクロレンズは開放F値が3.5だったから、8群8枚構成のこの光学系はαシリーズにおいて初登場ということになる。
1985年、AF一眼であるα7000の登場は衝撃的なものだった。
それは「αショック」とよばれ、以後、各社から発売される一眼レフは、「ミノルタα」をターゲットとしたものとなった。
αというターゲットを捕捉できなかった一眼レフメーカーは、ここから一斉に淘汰されて行ったのだ。
αシリーズ登場と同時に、レンズマウントも変更になった。
1985年以降、ミノルタのレンズ群はそれまでのSR/MDマウントとは互換性のないAマウントに移行する。
ミノルタのカメラ事業は、いまはソニーが引き継いでいる。ミラーレス機はEマウントになったが、Aマウントは一眼レフ機にいまもなお採用されているのだ。
ここしばらく天気が良い。このレンズとは、村松の虚空蔵尊や大神宮をめぐり、さらに海に面した神社にまで足を延ばそう。
大洗磯前神社とは対の関係にある、酒列磯前神社だ。対にあって、ともに海に面した高台にある神社だ。
このレンズは、それらの場所のどのような光と影を見せてくれるだろう。
Within Temptation~ Iron (lyrics)