AF 28mm 1:2.8 (22) minolta
撮影はα7Rで行ったが、上の写真はフィルム時代のミノルタα9000だ。
このレンズは1985年に発売されたαシリーズ用の広角レンズだ。
初期のαマウントレンズは、MDシリーズの光学系をそのまま引き継いだものが多かった。ミノルタの28/2.8の光学系は、MDシリーズの最後期型で5群5枚となった。このレンズも5群5枚であり、同じ光学系と思われる。
1985年、AF一眼であるα7000の登場は衝撃的なものだった。
それは「αショック」とよばれ、以後、各社から発売される一眼レフは、「ミノルタα」をターゲットとしたものとなった。
αというターゲットを捕捉できなかった一眼レフメーカーは、ここから一斉に淘汰されて行ったのだ。
αシリーズ登場と同時に、レンズマウントも変更になった。
1985年以降、ミノルタのレンズ群はそれまでのSR/MDマウントとは互換性のないAマウントに移行する。
ミノルタのカメラ事業は、いまはソニーが引き継いでいる。ミラーレス機はEマウントになったが、Aマウントはソニー一眼レフ機にいまもなお採用されているのだ。
11月も終わりに近い、今年の紅葉もピークを過ぎた。
今日は、花園神社に行こうか。坂上田村麻呂の創建とされ、源頼朝の北進などの戦乱を見つめてきた神社だ。そこにも季節の最後の色彩は待つのだろう。
JS Bach - Matthäus-Passion - O Mensch bewein dein Sünde groß