CZ-715  1:3.8 f=70-150mm  AUTO TAMRON ZOOM


 

イメージ 1





タムロンから1976年に発売された望遠ズームだ。
ユーザーによるレンズマウント交換方式であるアダプトール方式は1973年に登場した。このレンズは比較的初期のアダプトールレンズだ。
外観的には、滑り止めがシャークスキンタイプで非常にユニークだ。ひとめで初代アダプトールレンズだとわかる。

焦点距離域が70-150mmの初期アダプトールレンズには少し謎がある。
同じ1976年に「CZ-150/3.5」と「CZ-715/3.8」が出ているのだ。
この2つは寸法、重量ともまったく同じで、レンズ構成もおなじく10群12枚だ。
最短撮影距離と開放F値がやや異なっていて、価格差は「寄れず、暗い」CZ-715が¥1000安い。

これらのレンズが旧機種と新機種ならわかるのだが、同時期の製品として2年間ほど併売されているのだ。
ほとんど相違のないレンズをなぜ併売したのだろうか、不思議だ。??


このレンズはエレメント2面の白曇りがひどい状態だった。
70-150mmは、そのうち、同じ焦点域の後継機「02A」や「20A」をご紹介するつもりでいたから、このレンズはお蔵入りさせるしかないかと思っていた。
しかし縁があってここにあるのだから、出番を見つけてやりたい。
特殊効果フィルターを利用するなどして特殊撮影を行えば使えそうだと思いなおし、今回のご紹介に踏み切った?のだ。


◆撮影データ

(1) フィルターはケンコーの「センターフォーカス」と「ミラージュ」を重ね合わせた。
(2) 焦点距離は70mmのみ使用。絞りはすべて開放F3.8。
(3) 使用アダプトールはM42。マウントアダプターはM42ヘリコイド付き

  ※今回は近接撮影を前提にしたため、ヘリコイド付きを選んだ。
(4) ホワイトバランスは「電球モード」。色を青系に変換した。
(5) 露出補正はハイキー側に1~2段の間で補正。



特殊効果用フィルターをイロモノと考えて、拒絶反応を起こす人も多いのだが、と言うか、私もそうなのだが(^^;、ときどきいろいろなことをやってみるのも楽しい。
今日は徒歩でめぐれる範囲を歩き、身近にある異界を探してみよう。

 


 

イメージ 29


 

イメージ 30


 

イメージ 31


 

イメージ 2


 

イメージ 3


 

イメージ 4


 

イメージ 37


 

イメージ 5


 

イメージ 6


 

イメージ 7


 

イメージ 8


 

イメージ 9


 

イメージ 10


 

イメージ 11


 

イメージ 12


 

イメージ 13


 

イメージ 36


 

イメージ 34


 

イメージ 14


 

イメージ 15


 

イメージ 16


 

イメージ 18


 

イメージ 17


 

イメージ 19


 

イメージ 20


 

イメージ 21


 

イメージ 22


 

イメージ 38


 

イメージ 23


 

イメージ 35


 

イメージ 24


 

イメージ 25


 

イメージ 26


 

イメージ 33


 

イメージ 27


 

イメージ 28


 

イメージ 32




 

Gregorian Chant " Mass of The Blessed Virgin Mary "
 - Introitus - Gaugeamus Omnes