QZ-210M (CZ-210M) 1:4.5 f=85-210mm ZOOM MACRO
タムロンから1978年に発売された望遠ズームだ。
1973年に登場した、「ユーザーによるレンズマウント交換方式」であるアダプトール方式は、1979年にアダプトール2になった。
このレンズは初代アダプトールの最後期に発売された。
外観的には、滑り止めがシャークスキンタイプで非常にユニークだ。ひとめで初代アダプトールレンズだとわかる。
アダプトール2時代になると茶筒状のレンズデザインになるが、これもユニークだ。当時のタムロンはデザインにもこだわっていたのだろうと思わせる。
焦点距離域が85-210mmというスペックは、アダプトール2では見当たらず、これが最終版になる。
アダプトール2時代になるとさらにレンジを拡大して、80-210mmの「03A」に引き継がれるのだ。
このレンズは前のバージョンである、1976年に発売された「CZ-210M」との相違がわからない。このレンズは、もしかすると「CZ-210M」かも知れないのだ。(^^;
9群12枚構成で85-210mmというスペックのレンズは、1973年発売のZ-210にまでさかのぼるのだが、光学系も同じなのだろうか。
それなら、ズームレンズが「まだまだ」の時代の設計によるレンズということになるのだが。
今日は朝から快晴だ。このレンズを連れて、那珂川の長い橋を渡ろう。
そうして、ところどころには水辺もある森の中でも散歩しようか。
古い設計のズームレンズでも、このレンズだけが描ける多くの絵を見せてくれるだろう。
AMY LEE - "Going To California" by Led Zeppelin