KONICA HEXANON AR 28mm F3.5
撮影はα7Rで行ったが、写真のカメラは当時のコニカT3だ。
コニカのARヘキサノン28/3.5だ。
「コニカ」ブランドはフィルムメーカーとして知られていた。カメラ製造においては、いわゆる一眼五社(ニコン、キヤノン、ペンタックス、ミノルタ、オリンパス)の知名度の高さに比べれば、地味な存在と言えるだろう。
しかし、コニカの前身、六櫻社の最初のカメラ「チェリー手提暗箱」の発売は1903年だ。それ以降も、1900年代前半に、ブローニーフィルムを使うパールシリーズのカメラを手掛けるなど、コニカは老舗中の老舗と言えるメーカーなのだ。
ARマウント一眼レフは1965年から1980年代の中頃まで販売された。
この5群5枚のヘキサノン28/3.5は、3回世代交代したが、これは2代目だ。
ヘキサノンレンズは、いまも人気が高く、すでに30年以上も前に生産終了したARマウントのヘキサノンも例外ではない。
フィルムメーカーのレンズは開発方針が違うのだろうか。
たとえばフジフィルムのフジノンレンズもそうだが、その写りは数値性能を超える魅力を持っているのだ。
なお、撮影枚数が多くなったので、記事を2つに分ける。
この記事は(2)だ。(1)はこちら。
聖域に人々の声は (1) - コニカ ARヘキサノン 28/3.5 □
このレンズと、長いこと行っていなかった笠間稲荷をめぐろう。碑を眺めながら歩くのも楽しいだろう。
門前には昔からの土産物屋が並ぶ。それを眺めて歩くのも楽しいのだ。
そうして帰路には、長い橋を渡り、川面でも眺めることにしようか。
聖域に人々の声は (1) - コニカ ARヘキサノン 28/3.5 □
**♪J.S.バッハ:リュート パルティータ ハ短調 BWV 997 (チェンバロ編)
/ マイコ・ミュラー(チェンバロ) 2005年6月