MD 2X 300-S minolta
+ AUTO ROKKOR - PF 1:1.8 f=55mm
ミノルタのテレコンバーター、2X 300-Sだ。MDレンズの時代のものだから、1980年頃の発売だ。
メインレンズはオートロッコールの55/1.8。1958年に発売された、シャープネスの高さで知られたレンズだ。
20年ほど発売時期が開いているが、この組み合わせは悪くないと思う。
2Xテレコンバーターを併用することにより、焦点距離は2倍になる。この組み合わせの場合、110mmF3.6の中望遠レンズになる。
もちろん、最短撮影距離は変わらないから、マクロレンズほどではないが、最短50cmまで寄れる110mmレンズということになる。
けっこう使えそうだ。(^^;
もちろん、別の光学系が入るわけだから、メインレンズの画質が落ちるとされているが、たとえばエッジのにじみなどが出るなら、それを長所とした使い方があるはずだ。
テレコンバーターを標準レンズに付けた場合、エレメントの総枚数も2倍程度になる。単に中心部だけを拡大するレンズと考えるよりも、まったく別物のレンズになると考えても良いだろうと思う。
このテレコンバーターとは、いっしょに熱帯植物園に行こう。
絞りは開放のまま、つまり収差の影響が最大に出る状態で使ってみよう。
レンズの長所も短所も最も大きくなるのが絞り開放だ。テレコンバーター使用で絞り開放は、画質を落とすばかりで、推奨される使い方ではないかもしれない。
この場合、ややねっとりとした描写になるのだが、それなら花々の表情も違ったものになるだろう。
Orchid - Black Sabbath