C.C. Petri Orikkor 1:2 f=50mm Kuribayashi
ペトリが「栗林写真機械製作所」という社名だったころのレンズだ。
当初、「ペトリ」とはカメラ名だった。そうして、初代一眼レフカメラ「ペトリペンタ」は1959年に発売された。
ここでご紹介するレンズは、初代ペトリペンタに標準装備されていたM42レンズだ。つまり60年近くも前のレンズなのだ。
ところで、一眼レフメーカーは、それぞれの思いを込めてレンズに名前を付けることが多かった。
たとえば、ミノルタの「ロッコール」は、当時のミノルタ本社から見える「六甲山」から名前を得た。
他にも、ペンタックスの「タクマー」は「切磋琢磨」から、オリンパスの「ズイコー」は「瑞光」など、作り出すものに思いを込めたメーカーは少なくなかったのだ。
それならペトリのこのレンズ名、「オリコール(Orikkor)」はなにから来たのだろうか。なんだか、やたら可愛い名前だと思うのだ。(^^;
そもそも、ペトリという名称もユニークだが、これはキリスト教の「聖ペトロ」が由来なのだそうだ。
「ペトリ」と語尾が変化すると、「ペトロへ」という意味になるらしい。自分たちが作り出したカメラの名が、「ペトロへ」・・・こういう感覚がなかなか良い。
今日は風も弱く、温かい。撮影目的ではなく、どこかでの昼寝目的?で、車で出かけた。カメラはとりあえず積み込んだだけだった。
途中、水戸黄門の隠居所であった「西山荘」を通りかかり、ふと立ち寄った。引退後の介さん(助さん)も、このあたりに住んでいたらしい。
すっかり枯れた植物や冬の水辺がなにか不思議だった。
で、ついつい歩き回ることになり、昼寝はあきらめるしかなくなった。(^^;
Aerosmith - Angel (Sub Español)