FUJINAR-E 1:4.5 f=5cm
FUJI PHOTO OPTICAL CO.
このレンズ、フジナーEは引伸ばし用レンズ中でも、かなり古いものだ。
しかしもちろん、引伸ばし用レンズは、ほとんど例外なしに写りが非常に優れている。
旅行に持ち出す際の単焦点レンズ選びで、もしどうしてもコンパクトにしたい場合に、事前の試写なしで信用して持ち出せるのが、引伸ばし用レンズだと個人的には思っている。
ヘリコイド付きのM42→Eマウントアダプターを使えば、無問題で単焦点レンズとして使える。
開放F値が4.5と暗くても、ミラーレス機のELファインダーの場合には、明るいレンズと比較しても変わりはないのだ。
もちろん、被写界深度の深さから、大きな背景ボケには期待できなくなるが、被写体になにを選ぶかの問題だろう。
このレンズを付けて田端から日暮里あたりまでを、ぶらぶらと歩いた。
かつて、西日暮里の初音(はつね)という所に住んでいたことがある。すっかり変わってしまった所もあるし、ほとんど変わっていない所もある。
そこでの被写体が、多様な絵を見せてくれるのが楽しい。
なお、東京駅から帰宅したので、東京駅前の写真も含まれる。
また、たくさん撮影しすぎたので、(1)(2)にわける。
これは(2)だ。(1)はこちら。
田端から東京駅まで(1) - フジナーE引伸ばしレンズ ▲
J. S. Bach - Inventions and Sinfonias [BWV 772-801]