レンズアクセサリーにテレコンバーターというものがある。
レンズの焦点距離を1.4倍や2倍などに拡大できるので便利なのだが、「余計なレンズが介在するから画質が落ちる」という理由で、アンチの人も多い。

しかし、過去に、「SMC TAKUMAR 200/4 + MUTTAR 1 (+M42アダプター)」を使って驚いたことがある。
合成焦点距離400mmでの次の写真だ。

 


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ピクセル単位で見るなら線の崩れもわかるものの、ここまで写るならテレコンバーターも使ってみようかと思った。
今回、
レンズはマミヤセコールの中判645用210mm、テレコンバーターはニコンのTC-301を使うことにした。
これで焦点距離420mmの超望遠レンズに変身?する。

TC-301はメインレンズ側の突き出しが大きく、ニッコール300mm以上の望遠レンズ専用だ。
しかし、中判レンズならバックフォーカスが長く、マウントアダプター部のスペース内に、干渉なしに取り付く。

つまり、「中判レンズ+ニコン用のマウントアダプター」を使用すれば、「メーカー指定」にこだわることなく、焦点距離が300mm以下のレンズであってもTC-301が使用できるのだ。
もちろん、「ニコンFマウント→Eマウントアダプター」は入手容易だ。


なお、マミヤ中判レンズの、ほかの写真記事はこちらにリスト化されている。
 

フルサイズEマウントで使うオールドレンズ&写真 (3) 一眼レフメーカーのズームレンズ、中判、他

 


MAMIYA-SEKOR C 210mm 1:4 N + NIKON TC-301
+(「MAMIYA645→NIKON F」+「NIKON F→Eマウント」アダプター)

 

 

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この組み合わせで420mmの超望遠レンズになる。
テレコンバーターを使わないまでも、単焦点レンズで400mmや500mmも所有している。しかし、写りへの好奇心が止まらないのだ。(^^;

この組み合わせの場合、テレコンバーター単体でもそれなりの重量があり、さらに中判レンズが付くわけだから、合わせればかなりの重量になる。
カメラボディの強度がどうなのか怪しい。α7Rボディは華奢に思えるのだ。

そのため、テレコンバーター本体にアルカスイス互換のシューを取り付けた。
この個所で全体の重量を保持すれば、カメラ部への負荷はカメラの自重だけになるのだ。

マミヤの210mmはそれほどシャープネスは高くないと思っているのだが、それなら海に行き、岩肌を撮りたくなる。(^^ゞ

 

 

 

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望遠レンズとは、もちろん、「遠くにある被写体を引き寄せる」レンズなのだが、望遠鏡的にとらえるよりも、「トリミングレンズ」と考えると、扱い方が少し異なるものになると思う。

フルサイズ400mm級レンズの画角は、大まかには、「手を一杯に前に出して、消しゴムを1個、指先に持った場合の、消しゴムの範囲」と考えればいいだろう。

あまりにも極小の範囲のトリミングになるわけで、これはもはや「息苦しくなるほどに猛烈なトリミング」と言える。(^^;
しかしそんな「極小の範囲への絞り込み」がなかなか楽しい。

最後の写真で、左上に「かぶり」が見えるが、おそらくTC-301のフレアカッターのかぶりと思える。
安物マウントアダプターの影響なのか、回転方向にずれが見られるのだが。??

 
 

 

IM BYZANTINISCH-SLAWISCHEN RITUS DER UKRAINER - [Vinyl record]