Sun system zoom F:4.8 85-210mm
サン光機(ゴトー・サン)の望遠ズームだ。
サンは非常に早い時期に一眼レフ用ズームレンズを手掛けた。
「写真工業」誌の2007年12月号の記事によれば、レンズ専門メーカーのズームレンズへの参入は、1963年タムロン、1966年サン、1967年トキナーとコムラー、1971年シグマとある。
当時、数多く存在したレンズ専門メーカーの中でも、サンは先進的なメーカーだったと言える。
サンは非常に早い時期に一眼レフ用ズームレンズを手掛けた。
「写真工業」誌の2007年12月号の記事によれば、レンズ専門メーカーのズームレンズへの参入は、1963年タムロン、1966年サン、1967年トキナーとコムラー、1971年シグマとある。
当時、数多く存在したレンズ専門メーカーの中でも、サンは先進的なメーカーだったと言える。
このレンズはデザインや作りからも、サンのズームレンズとしては、かなり初期のものと推定できる。
内蔵レンズフードは2ピースで構成されている。またピントリング、ズームリング、絞りリングそれぞれが、加工に手間のかかるテーパー形状になっており、レンズ本体には三脚座までついている。
そこまでやらなくても写りとは関係ないのだが、商品価値を上げる努力が随所にみられるレンズなのだ。
絞り羽根枚数は6枚と平凡だが、トータルとしてサンの意気込みが感じられるレンズと言える。
この光学系のレンズはトプコンやペトリにもOEM供給されていたそうなのだが、それだけの魅力があったのだろう。
いよいよ紅葉シーズンの到来ということで、笠間の飯田ダム(笠間湖)に行った。
ダム湖の形状が非常にユニークだ。
普通ならメインの川が長い湖になっているものだが、このダムは流れ込む川が複数あり、ダム湖の形状が「手のひら状」になっているのだ。
そのため、周回するとかなり風景が変わって行く。もちろん、そんな場所での紅葉を期待したのだが、ほとんど紅葉していなかった。(^^;
最近、撮影に行くと「ほぼ確実に曇り」という状況が続いている。で、今回も例外ではなかった。
光量不足だと、古いズームでは絵がやたらとフラットになりやすい。
それならそんな絵を拾ってゆくことになるのだが、このレンズはそれらをどのように描いてくれるだろうか。
The "Coventry Carol" ["Lully lullay", á 3; Sospiri Choir]