冬の日の休日。
思考においての無意識の歩行は失われ、確認し続ける中での歩行。
だが確認が、僕の可能性を押さえ込み続けるものでしかないのなら、一切の拡大は停止するのか。
言葉はこの身を確かめ続ける。── それが「最後」の信仰となるなら、その信仰は破滅していく。(1/20)
この世界と僕とを引き離す妖精のざわめき。(12/21)
巨大文明。── 「歴史」の中に、今もその残骸を残す無数の建築群。
もはや誰もそこに帰らないのか。それらの建築を作り上げた力は、その完成の次にやってきた「幸福」により分解し、結局それらの建築群を待つものは崩壊だけだったのか、── 振り返れば、そこにある鏡に映る轍。(1/25)
夜の都市。建築群の彼方に浮かぶ銀の月は、ふとそこを見る僕の目に。
── あの日々の、暴力と炎への信仰は、疲労に追われ、追われ続け、その果てに僕が見いだしたものは何なのか。(1/23)
故郷の浜辺に突き立てられた剣。
もはやさび付いた剣を引き抜き、僕に見せてくれた者は誰だったのか。
少しの輝きもないそれは、潮風の中に沈黙していた。
彼はふたたびそれを浜辺に突き立てた。
それは波に洗われ、朽ち落ちるその時まで剣であり続けるのか。(10/28)
新たな出発は、── もはや何の味覚も持ちはしない運動は、僕が何かに食い気を起こしたその時、方角を見失い、停止するのだろう。(10/24)
クラシック音楽喫茶。リクエストも可能だ。
壁に飾られたヨーロッパの街頭の絵が、なんとなく不思議だった。
建築群の中でのさまざまな思い。── それが喚起するものは嫌悪なのか、渇望なのか。
バッハのインヴェンションをリクエストしたのだが、かかったのはグールド盤だった。おかげで頭の中は ──。(1/22)
冬の香はふたたび戻ってくる。告別に終止符が打たれることはない。
── トスカニーニの命日。(1/16)
※補記 Toscanini "JUPITER" W.A.Mozart
休日。置き去りにしていた自転車はかなりさび付き、ガタが来ていた。
部屋で僕は地図を見ていた。いまは忘れていた様々な場所。
あの日々と同じ熱は、あの日々と同じ熱の中に。
── 僕の周囲に座る、黒い服を着た厳粛な表情の人々。(1/27)
冬の夜、二十分ばかり歩いた。
数知れぬ家々の窓、窓、・・・。明るくそれらは、カーテンの様々な色彩が内からの光に浮かび上がり、── 僕はそんなとき、家族のことを思い出す。
── 僕はどこにも帰れないのかもしれない・・・。(1/24)
思考においての無意識の歩行は失われ、確認し続ける中での歩行。
だが確認が、僕の可能性を押さえ込み続けるものでしかないのなら、一切の拡大は停止するのか。
言葉はこの身を確かめ続ける。── それが「最後」の信仰となるなら、その信仰は破滅していく。(1/20)
この世界と僕とを引き離す妖精のざわめき。(12/21)
巨大文明。── 「歴史」の中に、今もその残骸を残す無数の建築群。
もはや誰もそこに帰らないのか。それらの建築を作り上げた力は、その完成の次にやってきた「幸福」により分解し、結局それらの建築群を待つものは崩壊だけだったのか、── 振り返れば、そこにある鏡に映る轍。(1/25)
夜の都市。建築群の彼方に浮かぶ銀の月は、ふとそこを見る僕の目に。
── あの日々の、暴力と炎への信仰は、疲労に追われ、追われ続け、その果てに僕が見いだしたものは何なのか。(1/23)
故郷の浜辺に突き立てられた剣。
もはやさび付いた剣を引き抜き、僕に見せてくれた者は誰だったのか。
少しの輝きもないそれは、潮風の中に沈黙していた。
彼はふたたびそれを浜辺に突き立てた。
それは波に洗われ、朽ち落ちるその時まで剣であり続けるのか。(10/28)
新たな出発は、── もはや何の味覚も持ちはしない運動は、僕が何かに食い気を起こしたその時、方角を見失い、停止するのだろう。(10/24)
クラシック音楽喫茶。リクエストも可能だ。
壁に飾られたヨーロッパの街頭の絵が、なんとなく不思議だった。
建築群の中でのさまざまな思い。── それが喚起するものは嫌悪なのか、渇望なのか。
バッハのインヴェンションをリクエストしたのだが、かかったのはグールド盤だった。おかげで頭の中は ──。(1/22)
冬の香はふたたび戻ってくる。告別に終止符が打たれることはない。
── トスカニーニの命日。(1/16)
※補記 Toscanini "JUPITER" W.A.Mozart
休日。置き去りにしていた自転車はかなりさび付き、ガタが来ていた。
部屋で僕は地図を見ていた。いまは忘れていた様々な場所。
あの日々と同じ熱は、あの日々と同じ熱の中に。
── 僕の周囲に座る、黒い服を着た厳粛な表情の人々。(1/27)
冬の夜、二十分ばかり歩いた。
数知れぬ家々の窓、窓、・・・。明るくそれらは、カーテンの様々な色彩が内からの光に浮かび上がり、── 僕はそんなとき、家族のことを思い出す。
── 僕はどこにも帰れないのかもしれない・・・。(1/24)
