久々に普段住んでるイギリスの歴史行きます🇬🇧。



ちょうど咲熊さんの先週の回が

エリザベス1世、メアリー1世の従兄弟たちのお話だったので。





イギリスの女王だったメアリー1世


彼女は又の名を「ブラッディー メアリー(マリー)」

ともいいます。


なぜなら 彼女が即位する前にイギリス内で🇬🇧できた(父親が作った)イギリス国教会の教徒を粛清したから。


一方で

彼女の次に即位した エリザベス1世は

私たちも知るほど有名な女王様になっています。

有能な イギリスを大国にした 尊敬すべき女王として。


✴︎✴︎




でも

先週の咲熊さんの動画を見ると、、、、

エリザベス1世酷い!


https://youtu.be/8Bm6Og6xlbg?si=idOFL8XaOvIZyMmh



だって 結婚しただけで 従兄弟を殺してしまったり

エリザベス1世からめだたないようにきをつけ 絶対王位につかないような相手と結婚した別のいとこも その夫が死ぬまで 閉じ込めてしまったり、、、、、驚き驚き驚き


一方で


「ブラッディー」メアリーこと



メアリー1世

父の遺言を破って 王位を手に入れたいとこ 

ジェーン・グレイ

そのいとこと戦って勝った際にも 

メアリーを打とうとさえした側であるジェーンの命を救おうと 色々と配慮をします。彼女がカトリックだったにも関わらずです!!!(結局そのご ジェーンの父親の反乱もあり処刑するに至りますが)



なんというか

この辺は エリザベス1世と メアリーを比べた場合 どっちが ブラッディー?

という気もします。


若い頃 父の浮気から始まったメアリー1世の人生のジェットコースター そんな経験をしたからこそ 大人の事情で振り回されるジェーンに優しくできたのかもしれません。いくら彼女がカトリックでも!!!





まあ エリザベス1世 母親も元々身分は高くなく

初めに即位した時には その生まれと 父親の勝手な国教会設立による再婚だったことから他国はどこも皇女と認めていなかったということで

その心理的葛藤はあったかとは思いますが、、、、。


この いとこたちの処刑や幽閉を

「国の安定のため」とする文章をよく見かけますが、、、


メアリー1世、エリザベス1世、そしてジェーン・グレイ 

彼女らがまだ幼い頃 キャサリンパー という心優しい女性が、

彼女らの王位継承権もキャサリンパーが復活を援助しました。

そして キャサリンパーが彼女たちの面倒を見ていました。


そんな彼女に育てられている時にも エリザベスはジェーンにすごく冷淡な態度をとっていたといいます。

この時は国関係ないし、、、、本当に血筋いい人たちが単にあまり好きでなかったのか、、、。


(※まあ メアリーチューダー(ヘンリー8世の妹)が メアリー1世のお母さんを庇い、エリザベス1世の母親(侍女)が ヘンリー8世の妻の座を奪いのに抵抗したことも影響しているのかもしれませんが、、、、。 ジェーングレイと妹たちはメアリーチューダーの孫たちです。)



しかしエリザベス1世 さらにこの

優しい キャサリンパーの

旦那様と関係を持ってしまいます。


驚き驚き驚き


あんたを 女王に戻してくれた人

あんたを暖かく育ててくれた人に、、、

なんでそんなことできる、、、?



さらにいえば

最近では ブラッディーメアリーさんの評価も

その悪評の多くが、エリザベス1世の時に

彼女の地位を固めるために 色々作られた面も多いのだとか。近年は 再評価もされている「ブラッディー」メアリーさんでした。


時代は大体 勝者に都合のいいように

整えられていきますからねー。

仕方ないのかもしれません。


そして 美しく描かれるエリザベス1世が残した 大航海や奴隷貿易の時代へ移っていきます。


そしてやっぱり 「エリザベス」の映画などでも

その辺の エリザベス側の印象よくない部分は うまいこと隠されているというか 描かれてはいません。