僕の性別は“女”から“男”になりました。
自分と向き合い、決意をしたのが昨年の2月。あれから一年半。
まさかこんなにも早く、自分の戸籍が変わるとは思わなかった。
いや、
もしかしたらあの時から自分には出来ると思っていたかもしれない。
一度自分の中で決めた意志であったり、道であったり、それが例え困難だとしても迷うのだけは嫌だった。そしてそれを必ず、成功させる。
僕はそういう人間だから。
でもやっぱり、僕一人では絶対にそこにたどり着けなかっただろう。
自分というものがしっかりしていれば、男だろうと女だろうと本当はどっちでもいいのかもしれない。
でも僕は性別にこだわった。自分が生きやすくなるために。
“男”として生きたい。
そう決意してからは、僕の中での色々な迷いは全て消えた。生活も一変した。僕はそんなに器用じゃないから、就職して仕事をしながらとかそんなことは一切頭になかった。
一度だけ母さんが、
「どうして男がいいの?」「本当にそれでいいの?」なぜわざわざ大変な方へ行くのか、悪い意味じゃなくて僕のことを心配して言ってくれたことがあったけど、一言だけ僕は「いいんだよ。」って返した。
しょうがないよね、それが僕だから。
結局“男に…”っていうのは僕一人が勝手に思ったことであって、簡単に言ってしまえばワガママ以外の何ものでもないんだと思う。
そう、一生に一度の本気のワガママ。
そんなどうしようもないワガママを聞いてくれて、見届けてくれて、そしてこれからも静かに見守ってくれるであろう家族、仲間、僕の周りの人達、
この人達にどう感謝を伝えていいのか。言葉ではとても伝えきれない。
でもまずは、ありがとう。ありがとうございます。
僕が“僕”でいれるのは、あなたたちのおかげです。
男子トイレに入れて、
自分のことを俺と言えて、
男として話をして、人と接して、
少しずつ、自分の中で変わっていくモノがあった。
人に対しても自分に対しても、今一番素直に生きれている。
性別変更が人生の一大事ではあったけれど、性同一性障害(GID)が大きな壁だとは一度も思わなかった。来るべくして来た、一つの通過点。
だから過去の自分を消そう、隠そうとは僕は思わない。
生まれてきた意味が、かけてしまうだろうから。
この選択が、選んだ道が、
本当の意味で良かった。間違いではなかった。と思えるのは、きっとずっと先のことだろう。
人間誰しもが何かを背負って生きてる。僕はGIDを背負ってこれからも生きていく。でもそれが人生の足かせになっては、してはいけない。
男として新たにスタートをきった今
僕が僕であるために
僕の意志、選んだ道を、
間違えではなかったと心から思えるように、思ってもらえるように
一人の男として、
これから強く生きようと心に決めました。