できない、それは肩代わりしなきゃいけないのか | 自由・変容・ロマン!女の人生をもっと楽しむ占星術&ヒーリング Liberty rainbow
「言い訳だけど…
家に帰ってくるともう、ペットボトルを片付けることすらもできないんだよ。
やろう、やらなきゃとは思うんだけど、カバンから出すことすらもう無理ってなっちゃう…。」


これは、夕べ、娘が私に言ってきた言葉です。
そして、自分の現状を切々と訴えてきました。


先日、娘の部屋が汚すぎるので、「片付けなさい!」と一喝。
一応片付けてて、チラ見した限りではまあ良しくらいにはなっていたのですが、翌朝ちゃんと部屋に入ってみたら「なにこれ!なんなのこのペットボトルは!」

なんと、タンスの上に飲み残しのペットボトルが10本くらいズラリと並べてある。


「片付けたときに捨てればいいでしょ!こんなデタラメな生活してるやつにやってあげられることは何もない!自分でやりなさい!」とまた怒り、そのまま不穏な数日を過ごしました。
片付けのことだけではなく、いろいろ目に余るのでもう勘弁ならんと私は思ったのです。


思春期の娘だから、「うるさいなー、親ってマジウザい。」くらいにしか思ってなかったようですが、このタイミングで、これまで耐えて頑張ってきたことについて、ポッキリ心折れる事件が起こったため、それを私に聴いてほしくなって、話しかけてきた流れでの、冒頭のセリフなのです。


大変なのはちょこちょこ聞いていたけど、そこまで追い込まれているとは気づいていませんでした。
それなら親としてもっと手助けしてあげないとと思ったので、「忙しかったりで大変な人は、最小限でやれるように工夫して合理化していかないとなんだよ。
やらなきゃいけないことは消えてなくならないんだから。
ペットボトルは家でが無理なら、飲み干しちゃって自販機横のゴミ箱にでも捨てればいいし、弁当箱はとりあえず流しに出しといてくれさえすれば洗ってあげるから。
面倒だから後でまとめてなんて、それは最も大変で不可能なことだから。」と伝えました。


私は、弁当箱、水筒は自分で洗いなさい、お弁当も自分で詰めなさいよ、洗濯物は出してなければ洗いませんという厳しめの母親なので、よそ様のママが、子どものカバンから汚れ物を出してあげ、朝は起こしてあげて、睡眠不足でも早起きしてお弁当を作り、ほぼ上げ膳据え膳でやってるというのを聞くと、よくそんなに頑張れるなぁ、高校生にそこまでやらなくてもいいんじゃないのかなと思っているのです。

と同時に、そこまで子どもに入れ込むことのできない自分を、私って母性が薄いのかもと葛藤があったりもして複雑な思いがあります。


娘はそのスタイルでやることに納得していましたが、後から夫にその話をしたら、「ペットボトルも捨てられないくらい大変なら、やってあげれば。」と言うのです。


「なんで?それは違うでしょ。赤ちゃん扱いしなくたっていいじゃない。」

「だってできないんでしょ?やってあげようよ。」


やってあげようよ、に引っ掛かりを覚えるのは、「一緒にしようよ。」ではなく、「やりなさいよ。」のソフトな言い方だからです。
元々、この上から目線な言い回しが好きではないのと、「その他人事感はなんなの?」って思うのです。


これが、「しょうがないなあ、俺が毎日カバンチェックしてあげるよ。」だったら、私は「そこまですることないよ、自分でちょっとはやったほうがいい。」と言いつつ、パパがやるんなら口出し無用だなというところに落ち着くと思います。
だけど、「ママやってよ、パパもやれるときはやるからさ。」じゃ、その負担割合はいいとこ8対2じゃん!冗談でしょってなる。


もちろん、できないから誰かが手助けするというときもあってもいいんだけど、全部お任せの期間が長引けば、よっぽど自立心の強い人でないかぎり、楽な生活が手放せなくなると思います。
ちょっとのことをできないからやってもらうことが続くのは、その人の力をどんどん弱めると私は思うんですよね…


「ごめん、今日はやってくれる?」って、甘えたり頼ったりするときがあってもちろんいいんだけど、当たり前に毎日やってあげるってどうなのかなぁ。
しかも、自分じゃなくて人にそれを強要するってどうなのかぁ。


しょせん、男には分からない、やってもらうのが当たり前で生きてるんだものって諦めるしかないのかな。
うちみたいにけっこう家事をやってる夫でもそんな程度の意識なんだから、「長男みたいなダンナ」だったらさぞかしだろうなと…

小、中学生まで「おうちのお手伝いしなさい、自分のことを自分でできるように。」と教育してきても、高校生になったら上げ膳据え膳にしないと子どもの生活が回っていかないところに陥るってなんなんだろ。
そりゃあ、大人になったら「俺は仕事があるから家事はできない。」ってできないのに威張るようになるわけなんだよと思ってしまう。


「それはお前が楽したいだけ。母親としてダメと思う。」
夫も母も私にそう言うけど、全く納得できない。
だけど、喉に刺さった小骨のように抜けない不快感がずっとある。


できないしやりたくないけどやってるのは私だって同じだよ。

だから、完璧じゃなくてもまあ良しとしていいでしょうってところを模索してるんだよ。
もう幼稚園生じゃないんだから、家族全員でやるんだよ、少しずつ。