夜中にふと「フランス革命」についてググったんです。

 

フランス革命と聞くとなぜかマリーアントワネットのイメージが強い私ですが、彼女の事を良く知りません。

国民の血税で贅の限りをつくし、国民の怒りを買って処刑された王妃くらいの認識です。

ぶっちゃけ興味もなかったし・・・「ベルサイユのばら」も読んだ事ないし。

 

何年か前に「マリーアントワネット」の映画が流行りましたよね。オサレかわいい感じのw

当時DVDで観たんですけど、内容を全く覚えてない。

やたら鮮明に覚えているのは、仮面舞踏会で貴族達がコカインをスニッフしてるシーンww

ああやはり金持ちのドラッグなんだなと妙に感心しながら観てたのを覚えてる。

 

マリーアントワネットの一生をちゃんと知ろうと思い、色々ググって読んでいるうちに「イノサン」という漫画にたどり着きました。

坂本眞一先生の描くマリーアントワネットがかわいかったのと、眉毛が太すぎるのが気になって。

 

ネットでイノサンを試し読みして、圧倒的画力と面白さに引き込まれてイノサンルージュも全巻買いそろえましたw

7巻と8巻の表紙はアントワネットちゃんです。スゴイカワイイ!

 

※写真はイノサンのみですが、その後続刊のイノサンルージュも現行巻まで全て揃えました!

 

「イノサン」は9巻で完結していますが、内容は完結しておらず、「イノサンルージュ」とタイトルが変更されて続いているんですね。

「イノサン」は実在した死刑執行人「シャルル=アンリ・サンソン」が主人公で、「イノサンルージュ」からはシャルルの妹「マリー・ジョセフ」が主人公です。「マリー・ジョセフ」というキャラクターは坂本先生のオリジナルのようです。

 

マリー・ジョセフはメンズライクな服装を好み、金髪ゆる巻きロングですがサイドを刈り上げていてイカつくてかっこいいです!

一般的にはロココ時代はBGMがクラシックなイメージですが、「イノサン」はBGMがめっちゃロックしてます!カコイイ!

 

個人的に服装や髪形が好きなのはマリー・ジョセフですが、漫画として魅了されたのはアントワネットちゃんです(*´v`*)

 

坂本眞一先生が描くマリーアントワネットが一番かわいい!眉毛の太さは神格化の為と坂本先生ご自身が仰っていました。

うん神々しい眉毛だよ。

ルイ16世もかわいいってびっくりしてるよ。でもこのルイ16世もイケメンだな。

 

正直イノサンはアントワネットちゃんがかわいいから買ったんです。内容も素晴らしくて本当に面白いけど。

アントワネットちゃんがここまでかわいくなかったら買ってなかった・・・かもw

 

坂本先生の画力もさることながら、表現のセンスの高さも素晴らしいと思いました!

18世紀という時代設定の中で手紙のやり取りや噂話をツイッターやインスタで表現したり、いきなりミュージカル風になったり、内容がシリアスなだけに意表を突かれて笑えるw

 

ちゃんと本人認証マークが付いているところとかフォローとフォロワー数が妙にリアルw

 

他にもママ友とお出かけあるあるとかが現代風にアレンジされてたりして面白いですw

こんなかわいいアントワネットちゃんがギロチン処刑されてしまうなんて辛い・・・

 

「イノサン」を読んでいると、中世のヨーロッパという時代背景や血しぶき・内臓ドバー!な表現と緻密で高い画力が、三浦健太郎先生の「ベルセルク」を彷彿とさせます。

ベルセルクは一番大好きな漫画なのですが、正直登場人物の髪型がいまいちなので、イノサンの髪型を移植したらすこぶるオサレでロックな漫画になりそうw

でもベルセルクは平沢進だからね。

 

本当は断捨離したから漫画とか本を増やしたくなかったんですけど、イノサンシリーズは何度も読み返したくなる価値のある漫画だと思うので、買ってよかったと思っています(*´v`*)