ポータブルアンプの先駆け。Pignose 7-100Rです。
 '74年、Eric Claptonの『461 オーシャン ブールバード』のレコーディングにも使用されたことでも有名なポータブルアンプです。
 40年以上昔、毎年春になると発売される『エレキギター入門』的な雑誌でも、そのことが紹介されていました。
 

 

 元々は米国カリフォルニアにあるメーカーなのでしょうか?1985年のリイシューモデルからは、台湾や香港で生産されたそうです。

 この個体はもちろんリイシューものですが、オリジナルは赤ラベルで区別されていて、プレミアム価格で取引されているみたいです。そしてここでも『オリジナルは音が違う!』みたいな迷言が実しやかに添えられるのが常です。

 

 単3バッテリー6本=9Vで駆動しますが、1.2V×6本=7.2Vでも、問題なく作動します。

 
 ボリュームつまみ(Pignose)がパワースイッチを兼ねているのですが、パワーインジケーターが付いていないので、演奏後に電源を切り忘れないように注意が必要です。『気づいた時には、バッテリーがカラ』と言うことがない様に。

 バッテリーのコストを考え、エネループを使用しています。

 キャビネットは基本的にはクローズドバックですが、開き具合でトーンが変わります。

 

 

 背面には専用アダプターのジャックと、プリアンプアウトまで付いていますが、どちらも使ったことがありません。
 
 zo-3内蔵のスピーカーとは比較にならないくらいギターらしい音を出してくれます。ボリュームを上げれば箱鳴りを伴うほどよいクランチサウンドが得られます。ディストーションサウンドのパイオニア、Eric Claptonの初期のサウンドにはちょうど良いのでは。
 
 音の傾向を一言で言えば、『オーガニック』とでも言うのでしょうか?クリーンのレンジが広くないので、高出力ピックアップには合わないような気がします。トーンが柔らかいので、『やっぱりシングルコイルでシャキッと弾きたい!』そんなアンプです。
 肝心なことを忘れてました。全体に作りが雑で、キャビネットの精度が残念です。さすが中華クオリティ。
 
 次回は、もっとモダンなミニアンプを紹介しますね。