海外移住に向いている人(独断と偏見)篇も4つ目に突入。
はじめに述べたのは以下の6通り。
1️⃣ 崖っぷちの人
2️⃣ プライドを捨てられる人
3️⃣ 諦めない人
4️⃣ 情報を掴みにいける人
5️⃣ クソみたいな状況でも折れない心
6️⃣ 数年分の経済力
前回は”プライドの捨てられる人”。
足かせになるプライドはない方が進むよ、という話。
今回は諦めない人、について。(あくまで私見です)
文字通り、何があっても諦めないってこと。
母国で医療従事者になるには、決まったレールに乗って辿り着いた人が多い。
それって、こうすればこうなるよ、という成功レールのこと。
それを進んでいけば、8割の人はそこにたどり着ける、『導いてくれる』レール。
そのコンフォートゾーン(守られたゾーン)から抜けて出ると、
その他大勢の、この国で臨床やりたいって言ってる大勢の外国人のうちの一人になるわけ。
つまり、その国にしてみれば、あーうちは人気だなぁ〜
地元卒に人気のないとこ/職務で働いてGapを埋めてくれるならいいよ
もしくは他より優れたスキルを持ってるのならいいよ
全部の試験パスする力(経済力含)あるならいいよ
であって、人気所は地元卒でまかなえてるんだから
君たちの力はいらんというスタンス。
悲しいかな、でもそれが移民という現実。
それでも、山上に行きたいって人は続きを読んでください。
え?そこまでしてなんで海外行きたいわけ?日本でなんかヘマしたんすかー?
って思う人はここでやめましょう👋
(実際よく聞かれたし、違うし。)
じゃ続き。
そう、ここで用意されるレールは『ふるい落とされる』レールということ。
このふるい落とされるための試験って実はあまり経験がない。
国家試験も落とすテストではなかったはず。
でも、ここからのテストは、いらない人をとことん落とすのが目的。
加点ではなく減点方式。
おまけに合格基準は曖昧で不明なことも。
外国人医師を減らせムードが高まってたりすると
感じのいい試験官ばかりとは限らず。
OSCEで入室時にもうすでに怒っててってのもあったな。
あ、We are not welcomedなんだと痛感。
いちいち不公平だと怒っていると身が持たない。
きっと自分は母国で恩恵を当たり前のように受けて、
今の自分と同じ状況の人はいても気付かなかったんだろうな。
なんとも、我が身になるまでわからずとは…と反省したものでした。
さて、こんな状況の中で、同じ思いを共有するのが実は各国からの戦友!
コースに通う最大のメリットはきっとこういう人に出会えるから。
メンタルが強い、とにかく彼らは。
崖っぷち度が自分の比じゃないない人も実際多いので。
合格率は20%にもいかないし、諦めた方がいいかなって思うような試験も、
逆境のなかで結束は強くなって、よし、一緒に突破しようぜ!となる。
そして、1人1人と戦友が通過してくわけ。
お互い頑張って引き上げあって。
『諦めなかった人だけが絶対ゴールにたどり着く。絶対道はあるんだ。
できるから、諦めるな。』
『自分を信じなかったら誰が信じるんだよ。どうして信じてやらないの?』
という周りの言葉を信じて道無き道をひたすら。
自分のペースで。
暗い道無き道にはいつしか明かりが灯って、自分は気づけば山の向こう側に。
『あの時、諦めないでよかった』と思うわけ。
また次の山が出てくるんだけど、ここまでくると超えられる気しかしない。笑
忘れてはならないのが、
誰かがたどり着いているということは、
どんなに険しい山道⛰でも、必ず道があるということ。
道があるはずだと信じて歩くかどうか。
自分なら辿り着けると信じて歩き続けるかどうか。
自分を信じることを諦めないでいられるかどうか。
諦めないで成し遂げた時、どんな経験も糧になり自信になることを知る。
諦めないことって、移民にとって実はとても大事だったりする。
Have a nice day!