心が疲れているのか最近毎日海を見に行く


夕焼けと海 


沁みます・・











同じ空の下で




同じ空の下で



同じ空の下で




同じ空の下で




同じ空の下で




 電車を乗り継いで君と海に行ったのは

 夏も終わりに近づいたいつかの昼下がり


 踏み切りを渡って防波堤が見えてくると

 地元の子供たちの声と潮騒が聞こえてきた


 波間に揺れている銀色の道

 遥か向こうの空 鳥が横切ってゆく


 あの時君に何か言おうとしてみたんだけれど

 わずかな命を焦がしてる蝉の声に邪魔された


 太陽が傾くまで君は波と戯れてた

 細い君の後姿をテトラポッドから見てた


 仕事終えた船が帰ってゆくよ

 子供たちの声もどこかに消えてった


 あの時の風景を永遠のフレームにおさめて

 僕はただひたすら時が止まることを願ってた


 海は何も言わないで 僕たちを見守っていた



 * 山崎まさよし 「最後の海」