この世界は実はホログラムの世界と考える。
この宇宙に存在するのは実は自分一人だけと考える。
すると自分の周りの家族や友人、その他の存在は
自分が作り出したホログラムと考える。
この考え方は私が小学生の時に
図書室で借りて読んだ
外国のSF小説の内容で知った。
私にとって面白いけど衝撃的で
何とも言えないさみしさやむなしさを
感じて忘れられない本でした。
題名は忘れましたが、大体の内容は
宇宙船に乗って住める星を探して
旅する5人の地球人のお話。
その宇宙船には
高知能マザーコンピュータが
置かれていて宇宙船や乗組員を
安全に管理していた。
始まりはコールドスリープから
目覚めるところから始まる。
そして大雑把にいうと、
冷凍睡眠から目覚めて
乗組員5人の宇宙船内の生活の中で
事故やケンカなどの事件が起こり、
その都度マザーコンピュータに
解決してもらうのですが、
(現代のAIみたいな・・・)
次々にずるい考えの乗組員が
いなくなってしまうんです。
そして正義っぽい乗組員までもいなくなって
最後はマザーコンピュータのみが残るのです。
そして誰もいなくなったみたいな話ですが
もともと宇宙船には誰もいなくて、
本当の乗組員は
何年も前に死んでいなかったのです。
お話に出てきたリアルな乗組員たちは実は
マザーコンピュータが
一人ぼっちの宇宙は退屈だから
コンピュータで作り出した
ホログラムの登場人物で
物語を作って遊んでいたのです。
その後、誰もいなくなった宇宙船で
マザーコンピュータは
「あー思い出した。
この話は自分が作ったんだった。」
と言って新たに、登場人物を作り出して
楽しい旅を始めるという
お話でした。
お話を読んでいると感情移入するので
マザーコンピュータ=私
私だったら宇宙で独りぼっちは嫌だー。
宇宙に存在するのは私だけ
だから自分以外の存在を作り出しちゃった
逆に捉えると
この世界を創っているのは自分だということ
このお話ってワンネスに繋がるのかしら・・・