イチョウ並木がおしゃれになびいていた
その下をおしゃれに着飾った人間達がたくさんたくさん歩いている
「なんでオラここにいるんだろ。」
ねずみの嫁はトコトコ坂を登りながら考えていた
その隣ではねずみの母がちょこちょこと歩いている
貧乏なねずみの一家は、スカイツリーの見える小高い丘に住んでいた
満足して住んでいたが、北風がキツく年老いたねずみの母は震えて凝り固まる事がよくあった
さらにねずみの夫婦は巣穴から遠いところまで出稼ぎに行っていた
ある時、たまたま ねずみの夫が条件にあった巣穴をみつけたのが大都会 表参道だった
あれよあれよと話しは進み こうして
何故だか貧乏なねずみの一家が大都会暮らしをはじめたのだった