これは、先月7月20日から25日まで、ラスベガスから出発して
5大国立公園を回った時の記録の一部。
ネット環境が悪くて、記事にできなかった画像など
自分の記録用に載せています。
アーチーズ国立公園
日の出前の涼しさがウソのよう。
「渇いた」大地に、照りつける太陽は容赦がない。
歩けば砂埃が舞い上がる岩の砂漠、
水を携帯することは必須条件である。
トレイルを歩く。
すぐそこのように見えていても、実際歩くとかなりの時間を要する。
焼けた砂地の岩場を15分も歩くと、湿度も低いのに汗が流れ
体力は確実に消耗させられる。
そこここに樹木の陰のある、整備された日本のハイキングコースとは
わけが違うからだ。
そして歩くたびに巻きあがる砂塵。
風があったら、ひどいことになるだろう。
実際フリーウェイを走っているときにも、
岩に貼り付けられたような青空。
マグリッドの作品のような錯覚に陥る。
大地の地殻変動と水と風と陽の洗礼を受けた
太古の乾いた岩肌と、あまりにも涼やかな青い空の対比。
しばし眩暈のするような感覚に襲われる。
なかなか啓発的な(?)アドバイスが並ぶが
遭遇してしまったら・・・
止まれ、逃げ出すな、子どもを抱え上げ、
自分を大きく見せ、襲われたら戦え!!
いやいやムリでしょう!!!
以前、アラスカで、グリズリーに出会ったらどうすべきか
という対処法を学んだが、
その時は・・・「あきらめろ!」であった・・・。ヽ((◎д◎ ))ゝ
ヒトの大きさがどのくらいか、
よ~く画像を見ていたいただけると
米粒のような存在が見えるはず。
岩場をふわりふわり軽々と登る我がむすめ。
柔らかな手のひら、みずみずしい頬。
ヒトが生きていることとはこういうことで
脈打つ血潮や吹き出る汗があって、
幾十、幾百世代も前の人たちも、
空を見上げ、水を飲み、岩陰に座り、祈り、踊ったのであろう。
ブッシュセージに触れると青い清冽な香りがしたなぁ。