先日、母から手書きの手紙が来た。
ポストを開けると、ダイレクトメールやチラシの中に白い封筒がひとつ。
見覚えのある文字に嫌な気持ちになりながら差出人を見たら、やっぱり母親。
すごくすごく嫌な気持ちになりながら部屋に入り、封を開けた。
案の定、こちらを責める言葉しか書いてなかった。
お互いに色々問題はあるものの、お正月に親類も含めて皆で顔を合わせ、楽しい時間を過ごしたと思うのだけど。
たくさんのお年賀と称する品物を交換し、アナタとてもご機嫌でしたよね。
あれから2か月で急にこうなる?
原因はたぶん寂しいからだろう。
現在実家で一人暮らしの母。
それは彼女が自分で望んだことだけれど、定期的に寂しくなりヒステリックな状態になるみたい。
その度になぜか私に呪いの手紙を書いてくる。
母は兄とその家族にベッタリで、父が亡くなった時に「私はこれからお兄ちゃんに頼って生きていくの!」と叫んでいた。
そもそも仲良くないのでどうしたらいいかわからずただ周囲をうろつき、時に余計なことを言う私に対して「お前なんぞ頼りにしていないから引っ込んでろ」という意味で言ったのだと思う。
そうはいって兄も母が望むタイミングで必ずかまってあげられるとは限らないようで、頼れるのが兄だけだと時々不安に感じたりするのかなと思う。
そういうタイミングではなぜか私のことを思い出すようで、
そういえばアイツ、実家に荷物置きっぱなしじゃないか。
何度も言ってるのに片づけない、昔からだらしないヤツだった。
アイツのせいでこの家の部屋がひとつ片づけられないままになっていて、
自分は家を管理する上でとても苦労している。
こんなひどい目にあわされて自分かわいそう。
(その理屈はよくわからんが)
という感じで私に怒りの矛先が向いてくるらしい。
そもそも、母と私は昔から仲良しではない。
母が私を嫌って遠ざけてきた結果だと思うのだが。
こちらの事情としては、母から「一人では来るな」と言われて家に寄りつけなかったというのがある。
私と二人きりになりたくないから、来るなら夫と一緒に来いと言っていた。
また、私が離婚を経験した恥ずかしい娘なので、家に来るところを近所の人に見られたくないとも言っていた。
寂しくなった時に、そういえば自分には娘もいたかも、と思い出すのはまぁいい。
でも、なぜ私が実家に寄り付かなくなったのかを忘れて、自分がこんな寂しい状況なのはアイツが悪いからだ!と手紙を送ってこられるのはもううんざりだ。
ラインもメールもあるのに、こういう時は必ず手書きの封書を送り付けてくる。
念がこもっているようで即燃やしてしまいたいものの、まんがいち後で燃やしたことがばれた時に大変騒がれるだろうと思うと燃やすこともできない。
最初から最後までこちらを責める言葉しかなかった。
読んだ時、とても悲しかった。涙も出た。
でも、不思議とこれまでのように言い返したい気持ちにはならなかった。
少し疲弊した気持ちの中で、静かに「縁を切りたい」という思った。
母に向かって縁を切りますと宣言するつもりはないけれど、
今後母が言う部屋の片づけを済ませた後は、心の中で静かに縁を切ろうと思う。
いつか母が病気になったりしたときはまた顔を合わせるのだろうけれど、今の時点では私の心がもう限界。
自分は悪人(私)による被害者だと言って私を非難し、その悪行(?)を償う対価として自分に関心を向けさせようとしたり、
自分は支配する側だという謎の確信のもとに私に言うことをきかせよう脅迫してくる時もある。
この世には合わない人間もたくさんいる。
それが親や肉親であることもある。
神様に「お作りになったプランに間違いがあるようです」と訴えたいけど、
にっこり笑って「これであってますよ」と言われそう。