初めてご訪問いただいた方へ

昨日の記事の続きになります。
先に昨日の【究極の選択】をお読みいただけたら幸いです。


担当医から3つの選択肢を与えられた私たち。

とりあえず期日まで10日ある。

私が相談したのは二人。
娘と夫の妹。

二人それぞれに電話で、検査結果の説明と、期日までに、どれか一つを選択しなければならない事を伝えた。

娘は治療を頑張ってほしいと言った。

夫の妹は「もういいんだ」と言った。

私にはどちらの心理も想像し理解できた。

娘は最後まで諦めずに戦って欲しかったのだと思う。
それはそうだよね。
どんな姿になろうとも1日でも長く生きて欲しいよね。
ましてお父さん大好きだからおねがい

逆に妹は、夫の様子を見ていて辛かったのだと思う。

二人は仲良し兄妹で、いつも助け合っていた。
と言っても、我が家が助けてもらっていた方が大半だけど…

妹にすれば正しく分身なんだと思う。

だから私は妹のことを「冷たい人」とは決して思わなかった。

そして夫はというと

「同じ薬で治療続けるのは意味ないよね〜」

「別の薬での治療は副作用キツいんでしょ?  それは絶対嫌だなぁ」

「治療はもういいかな」
「最後くらい人間らしくいたい」

と、夫自身で決断を下したのです。

【補足】
 夫が言う “人間らしく” とは薬で生かされるのではなく、自然に逝きたい(自然死)という意味です。

私は夫がどんな選択をしても寄り添って行こうと決めていました。

そして私は、どれだけ馬鹿なのか能天気なのか、自分でも呆れるくらい、何の根拠もないのに「まだまだ生きられる」「奇跡が起こるかも知れない」なんて思っていたのです。

でも本当にこの頃は元気だったから…

ちょうど夏の甲子園が始まった頃でした野球

あの年は、現在は日ハムの選手となった、吉田輝星くん率いる金足農高の快進撃で盛り上がっていて、勝利する度に、夫も興奮しながら応援していました📣*\(^o^)/*

夫は金足農高から、吉田輝星くんから、生きる活力をもらっていたんだね!

甲子園ってすごいね!

高校球児ってすごいね!