あおぞら が ひろがる あるひ。
もくもく と くも の きょうだい が そら に あらわれて。
くも の いちばん うえ の にいさん が あおぞらさん に こえかける。
「なあ、あおぞらさん。おれたちも あおぞらさん の ような そらに いちどでいいか
らなってみたいんだが・・・」
「あら、ちょうど よかった。わたしも、くもさんたち の ように そらを きもちよく
およいで みたかった とこ。」
それを きいて、くも の きょうだい は てをつなぎ、 もくもく と おおきな そらへと
なった。
そして、 あおぞらさん は 「うーん!!」 と ちから を こめて、 どんどん ちいさく
なった。
くも の きょうだい は おおきな ふとん に なったようで とっても いいきもち。
あおぞらさん の あおい くも も すいすい どこへ でも いけるもんで いいきもち。
こまったのは、 かみなりさん。ひるね から めがさめ、
「ひとあめ ふらせるか!!」
とおもって あおぞらさんの くもに のったら びっくり。 スコーン と おっこちた。
「おお、いててて。どうしたことだ。」
くもの きょうだい の うえに おっこちた かみなりさん。くも の きょうだい と あお
ぞらさん が はんたい に なっているのに きがついた。
「こりゃ。びっくりだ。しかし、こまったぞ。これから、あめ をふらせなきゃならな
いが。」
くも の きょうだい と あおぞらさん、かみなりさん が くびを かしげて かんがえる。
「あっ、いいこと かんがーえた!!」
くも の いちばん した の おとうとが てを あげる。
「かみなりさんが、ぼくたち の うえに のるでしょ。そして、あおぞらさん
くもの なかを のぞきこんで。じょうろ で あめを ふらせるのさ。」
「おお、それは いい!!どれどれ・・・」
そういうと、かみなりさん は じょうろ で あめ を ふらせてみると・・・
--あめは なないろ に ひかりながら きらきら と おちていった--
なないろ の あめ を ふらせた かみなりさん。
うれしそうに かえっていった。
そのうち、とおくから ゆうやけさん の こえが きこえてくる。
「おーい。そろそろ、かえる じかん だぞ~」
くもの きょうだい は 「はーい!!」と こたえ、
「うーん!!」と ふんばった。
あおぞらさんも 「わかりました~!」 と おおいそぎで、りょうて を のばした。
もとの とおり、くもの きょうだい は くもにへ
あおぞらさん は そら へと もどった。
きょうの ゆうやけは、 とびっきり あかくてさ。
きらきら きれい。
(おわり)