歩き始めた
きっとそれは
幾度となく
繰り返してきた
単純且つ
難解な
明快なようで
複雑な

歩き出せば
自ずと
光に照らされた

目の眩むような
灼熱の
太陽

容赦なくそれは
私の体力を
奪っていく

優しい静けさと一抹の寂しさを
連れて

訪れた
木々たち
鮮やかに
色づく
秋

一頻り
木漏れ日の
した
深呼吸

真夏の暑さに
ヤカレタ
肌が
ゆっくり
癒されてゆく

すぐに
巡る
厳しい冬

私は
寄り添うひともなく
歩く

突然降り出した
雪
ロマンティックなはずが
寒さを増殖させる
だけ



歩き始めた

また

春へと

なけなしの

希望を連れて



そして

私は歩いてきた
本当の
意味に
気づく

歩き始めた
歩き続けた

その先に

待っていたんだ

心をすっぽり包みこんでゆく

君の暖かな

笑顔


そして

歩き始める

かけがえのないもの

見つけて

初めて

心寄り添う

そんな

きみと