8月24日(土)12:00 梅田芸術劇場
ミュージカル・ロマン『琥珀色の雨にぬれて』
作/柴田侑宏
演出/樫畑亜依子
レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』
作・演出/中村一徳
新生月組プレお披露目公演を観に行ってきました。
完全な初見だった琥珀色の雨にぬれて。
クロードが酷い人でびっくりしたけど、それでも素敵に見えてしまうのは鳳月さん自身の魅力のおかげなのか。自分の心に正直で純粋なクロードになぜか共感してしまう。鳳月さんの丁寧なお芝居がいい。
天紫さんのシャロンは美しくてゴージャス。純粋で感情のまま行動するクロードとは対照的に、クロードとの関係を冷静に考えているんだろうなと感じる生き方が印象的でした。
大人な雰囲気のトップコンビに合った作品だなと感じました。
登場人物ひとりひとりに感情移入できてしまう月組のお芝居が健在で嬉しかった。
ところで、マジョレ湖には本当に琥珀色の雨が降るんだろうか。
ショー、グランデタカラヅカ。
前回とはいい意味で別物だった。
退団色が全くなくなって、まずプロローグの鳳月さんの歌い出しから歌詞もメロディも違っていて新生月組が始まったんだな実感。
そのままの場面もメンバーが違うとまた印象が変わって、アヴァンギャルドは水美さんがえらく格好良かった。(夢奈さん英さんが歌いだしたらちょっとホッとしたりもして)
雪月やMy Best Friendはどうなるのか、変わってしまったら月城さんの不在を実感しちゃうだろうなと思っていたけれど、
雪月は衣装はそのままに、未来へ進むエネルギーに満ちていてとてもよかった。鳳月さんと凛城さん二人だけのダンスには同期っていいな〜とちょっとぐっときちゃいました。
黒燕尾の最後がTAKARAZUKA FOREVER になったのも、
My Best Friendがフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンで楽しくお洒落な場面になったのも、
デュエットダンスが鮮やかな月組カラーの衣装で、華やかで爽やかなものになっていたのも、
新生月組を祝う前向きな空気に包まれていて楽しめました。
カーテンコールで御当地出身メンバーの顔がよく見えるように右往左往する鳳月さんや水美さんの優しさにほっこりしました。
今週末の配信も見られるといいな。
【主な配役】
クロード・ドゥ・ベルナール公爵:鳳月杏
シャロン・カザティ:天紫珠李
ルイ・バランタン:水美舞斗
フランソワーズ・ドゥ・プレール:白河りり
ジョルジュ・ドゥ・ボーモン伯爵:凛城きら
シモーヌ:梨花ますみ
エヴァ:白雪さち花
ポワレ:春海ゆう
シャルル・ドゥ・ノアーユ子爵:夢奈瑠音
アルベール:英かおと
アルマン:朝陽つばさ
ソフィー:桃歌雪
イヴォンヌ:妃純凛
ミッシェル・ドゥ・プレール伯爵:礼華はる
ポール:甲海夏帆
マオ:菜々野あり
フレデリーク:柊木絢斗
コルベール:大楠てら
フロントクラーク:毬矢ソナタ
ジュヌヴィエーヴ:きよら羽龍
カトリーヌ:咲彩いちご
ピエール:七城雅
ジル:奏羽美緒
セルジュ:遥稀れお
ミミ:一乃凜
テレーズ:蘭叶みり
アンリ:涼宮蘭奈
ギィ:天つ風朱李
ギャルソン:美颯りひと
エマ:華羽りみ
ローラン:一輝翔琉
エレーヌ:彩姫みみ
ジャンヌ:美渦せいか
マルグリット:帆華なつ海
小間使い:朱鷺あおい