3月24日(日)13:00 千秋楽ライブ配信
ミュージカル
『アルカンシェル』～パリに架かる虹～
作・演出／小池 修一郎
アルカンシェル千秋楽を配信で見ました。
たゆたえども沈まず、いい曲ですよね。
それ以外も全編通して音楽がいい。途中ヌードルス望海さんが出てくるのかな？な曲調もありつつ、音楽を聞いているだけでも楽しめそう。
星風さんの衣装がどれも美しくて、どれも本当にお似合いで素敵でした。
マルセルの部屋のキスシーン、相手を大事に大事に想っていることが眼差しからも仕草からも伝わってきて、柚香さんが本当にかっこいい。
輝月さんの迫力、画面にアップになると本当に怖い。淡々と話している時でさえもあの威圧感。凄いな。
劇場で観た時には気づかなかったけど、イヴの聖乃さんがあんなに感情が剥き出しなお芝居をしていたなんて。なんだか妙に心を打たれました。
劇場で観るのが一番というのが大前提として、配信だとオペラ越しでは限界がある細かなところまで見られるのがいいな、と思うほどには新たな発見がある配信でした。
そしてフィナーレ。かっこよさに惚れ惚れしつつ、デュエットダンスの幸せそうなおふたりと、柚香さんの最後のソロダンスには泣けてきた。美しすぎて。
サヨナラショーの前の柚香さんのメッセージ、あんなに心情や役作りの過程を万人に伝わるように言語化できるのが本当に凄い。とても聡明な人。
そこからのサヨナラショー。トップ時代がほぼコロナ禍だったから観劇できなかったものもあるけれど、それでも少尉さんにまた会えたのが嬉しかったし、今だけでなく前相手役さんの存在も感じられてあたたかい気持ちにもなり、懐かしく楽しいサヨナラショーでした。
退団者のみなさんのご挨拶が素敵で、星風さんの宙組のことにも触れたご挨拶、ピンクスーツの水美さんとハグし合う柚香さん、感動しっぱなしだったけど、
カーテンコールでは星風さんの「バク転で銀橋を渡れなかったのが心残り」発言とオチを心配する柚香さん、好きな人と虹を渡りたがる柚香さん……どんどんフリーダムになっていく発言が楽しくて、緞帳前での最後の言葉が「バク転はできない」だったのが面白すぎました。
あたたかい千秋楽、見られて良かったです。
【主な配役】
マルセル・ドーラン：柚香光
カトリーヌ・ルノー：星風まどか
フリードリッヒ・アドラー：永久輝せあ
ペペ：一樹千尋
コンラート・バルツァー：輝月ゆうま
マダム・フランソワーズ・ニコル：美風舞良
コーエン：紫門ゆりや
ジェラール：舞月なぎさ
オットー・フォン・シュレンドルフ：羽立光来
マックス：紅羽真希
ジョルジュ：綺城ひか理
エミール：峰果とわ → 泉まいら
ロベール：帆純まひろ
アンヌ：凛乃しづか
カール：高峰潤
マリー：糸月雪羽
イヴ・ゴーシェ：聖乃あすか
グスタフ：泉まいら → 青騎司
ポール：一之瀬航季
ルイ：和礼彩
シモーヌ：咲乃深音
フィリップ：愛乃一真
クロード：龍季澪
エドモン：翼杏寿
レオ：涼香希南
ピエール：侑輝大弥
オーギュスト：太凰旬
イレーヌ／エマ：鈴美梛なつ紀
パメラ：三空凜花
セザール：南音あきら
ジャンヌ：朝葉ことの
ジル：涼葉まれ
ダニエル：希波らいと
ミレーユ：詩希すみれ
ブルーノ：海叶あさひ
クラウス：天城れいん
花売り娘：愛蘭みこ
シルヴィー：美羽愛
アネット：星空美咲
少年イヴ：湖春ひめ花