刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。あの事件が起こるまではー。恐怖、怒り、後悔、そして絶望。生涯拭えぬ過ちと心の傷を負ったまま、各々の人生を歩んでいた4人。純粋な想いと暴力の行き着く果てに迎えた結末とは?
(以上、帯より)



暗くて暴力的で痛々しい描写が多くて目を逸らしたくなくけど、でも読まずにはいられなくて一気に読みました。村山由佳さんの文章には惹きつけるものがあるなぁといつも感じます。

大切な人を守るための嘘、愛のある嘘に切なくなりながら、希望の見えるラストにほっとしました。