池田亮司展 +/-[the infinite between 0 and 1] | 七色サンタ

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池田亮司展 +/-[the infinite between 0 and 1]に行ってきました。

URL:http://www.ryojiikeda.mot-art-museum.jp/ja/works/

池田亮二、大学の時に浅田彰に興味を持ち、彼の書物を読んでいた時、DumbTypeにも関心が向き、その流れでCDなどを買い、興味をもった人物です。
初めてのMOT。水曜日の夕方に行ったためか、館内はがらがら。とりあえずチケットを買って突入です。どうやら1階と地下2階の部屋を使って展示しているようです。まずは1階のまっしろな明るい部屋で銅版に書かれた数字の羅列を干渉。うーん。次は暗い大きな部屋の壁に一列に複数の映像とそれと同期した音楽が流れている部屋(作品名:data.tron [3 SXGA+ version])へ。映像は映し出された中で上下左右に流れ、また定期的に映像が変わるんですが、これが、なんと全部数字で構成されています。。。チカッ、チカッチカッ、ゴーって音がして、映像がダイナミックに展開されていきます。ある十数秒間は映像がコンマ秒単位で変わり、ずっとみていたら気分が良くなっちゃったりもしてしまうしろもの。何気に長く滞在。あんなの子供がみたらヒキツケおこししゃうんじゃないかな。。。例のポケモンみたく。。本当にそれくらいピカピカです。
さて、次は真っ白の壁の目線の高さに横5メートル、高さ10 センチくらいの長い棒(作品名:data.film [n°1-a])が見えます。『なんじゃ、こりゃ?』と思って近づいてみるとな、なんとち~さな数字で埋め尽くされています。。目がクラクラ。。遠くからだんだん近づいてみると数字が迫ってくる感じです。そしてそのまま横に流れてくると数字が動いているのか自分が動いているのかわけわからなくなってきます。左端から右端まで5メートルもあるんですが、長くてこんなの詳細に見てられませんよ。あ、学芸員の人も近くで覗いています。僕は左端から、学芸員は右端から徐々に真ん中のほうに、、そして最後にゴツン。。なんてことはありませんでしたが。。。
地下2階に移動です。ここも真っ白。しかも土足厳禁。靴を脱いで専用の袋に入れて進みます。ここで気に入ったのは5箇所に置かれたスピーカー(作品名:matrix [5ch version])です。配置は正方形の四隅と正方形の上に二等辺三角形をおいた際の頂上におおきなスピーカーが置かれています。よく一筆書きのサンプルで家があるけれどその5隅にあるって感じです。遠くから見る限りはまったく音は出ていません。そこを家の底部分の真ん中に立ち止まっています。あら不思議、右耳、左耳から違った音が聞こえてきます。逆方向をゆっくり向いてみるとスピーカーを結ぶ線と水平に経つと音がするんですけど、垂直にゆっくり90度動くと音がどんどん遠くなってきます。そしてまた、90度動くとゆっくり音が入ってきます。たしかにさっきと同じ音です。さらに家の底辺から屋根の天辺のほうに向かってゆっくり歩いていくと正方形部分の重心に近づくにつれ音がしなくなって来て正方形の上辺に近づくとまた同じ音がしてきます。でも今度ここでゆっくり90度動くと今度は頂上のスピーカーから音が聞こえてきます。真っ白の中にある真っ黒で大きな5つのスピーカー。ある境界をくぐると聞こえてくる音。静寂なんだけど、静寂じゃない。違う星に行ったらこんな感じののかしら?って思ってしまいます。そんな状況にいる自分が楽しくてその5つのスピーカーで囲まれた境界を一人で行ったりきたりしていました。右耳からはぴー、ぴーって音が、左耳からはごーーーーって音がちょっと動くとあー、ちょっとかわったぞ、じゃ、ここではどうだ、うん、しないなぁ、じゃ、ここは?すっかり童心気分になってしまいました。

現在美術を見た際、いっつも意図を探ろうとして疲れるんですが、この企画展は結構楽しむことが出来ました。白と黒のコントラストがとってもきれいで作品の意図もさることながらこの企画展の展示方法も良かったかと思います。これだったら池田亮二とのトークセッションにも出てみたかったなぁと思った次第です。

ついでに常設展も見てきました。奈良美智の絵2点がみれちゃいました。でも確かキースヘリングの絵もMOTが所有しているはずだったんですが、見ることが出来ませんでした。うーん、残念。