こんばんは

お金と夫婦関係のお悩み相談人
Ru-min☆です。


「親の離婚を経験した子供の気持ち」


両親が離婚したのは
私が16歳の時でした。


それまで父とは
別居生活をしていたので


父に遊んでもらったとか、一緒に暮らしていたという記憶はあまりありません。


当時は、祖父母や母
妹達と暮らしていたので
寂しさは感じていませんでした。


ですが、私が子供の頃は
両親のどちらかと別居中や離婚した家庭があまりなかったので、誰にも言えませんでした。


学校の行事や地域のお祭りに行った時
友達の家でご飯をご馳走になった時など


友達のお父さんお母さんが
夫婦仲良く話している姿などを見かけると
心が温かくなるというか羨ましかったです。


そんな光景を見ては、自分の家族との違いに
へこむ時もありました。


特に、夕食を食べてる光景が印象的で
友達の家族は今日の出来事などを話しているのに対して、私の家では...


祖父は毎晩晩酌をするので
お酒が入ると少し荒れた口調で
父の悪口を言ったりしていました。


私は家族で夕食を食べる時間が
嫌で嫌で仕方ありませんでした。


早くこの家から出ていきたいと
いつも思っていました。


夕食を食べ終えると
みんなそれぞれの部屋に行き


私は、できるだけ祖父と顔を合わさないように過ごしていました。


これ以上、祖父のことを嫌いになりたくない気持ちもあったからです。


そして、家族の悪口を言うなら
こんな家族いらない。とも思ってました。




父は、しばらくしてから
家を出ていきました。


それからは、祖父母に
私達はお父さんに捨てられたと言われるようになりました。


「あなた達は、お父さんに捨てられたのよ!」
これが一番ショックでしたね。


なんで、うちには
お父さんがいないんだろう。


なんで、お父さんと一緒に
暮らせないんだろう。


というよりも...


私は、祖父母が父の居場所を奪った。
父を追い出したんだと思っていました。


祖父母が何かを言っても
母は、じっと黙っていたので


なんでお母さんは、何も言わないの?と
私は母にも腹を立てていた時もありました。


ですが、母は中学生の頃
養女としてこの家に来たので


祖父母には、あまり自分の気持ちを伝えたり
反発する事ができないのは分かっていました。


いつも父と祖父母の板挟みで
肩身の狭い思いをしていたと思います。




母も、こんなはずじゃなかったと
思っていたんじゃないかなと思います。


ですが、私も大人になり家族を持ってからは
いろんな角度から考えられるようになりました。


子供だった私は、目の前で起きている状況しかわからなかったので


家族がバラバラになっていくのを
誰かのせいにするしかありませんでした。


子供だった私は力不足で
その環境に合わせて生活するしかできなくて
父も母もそうだったんだと思います。




別居生活から離婚までの期間
子供の私が思っていたことは


ただただ、お父さんが元気で
幸せに過ごしてくれたらいいな。


祖父母がいるこの家にいる方が、父にとっては
苦しいんじゃないかと私は考えていたので


一人暮らしは、寂しいかもしれないし
大変かもしれないけれど
少しは気が楽になってたらいいな。


本当はね、お父さんと一緒に暮らしたいよ。


それを言ったら
お父さんを困らせてしまうよね。


祖父母がいる家は嫌だろうし
一緒に暮らすのは無理だよね。


あんな家じゃ...仕方ないよね。


祖父母と別に暮らしていたら
違ってたのかな?


祖父母が、父の悪口を言わず
父を温かく受け入れてくれてたら
違ってたのかな?


お母さんが、養女じゃなくて
本当の子供とお父さんお母さんだったら...


そんな考えがグルグル
頭の中にずっとありました。






祖父母と一緒に暮らしていた
母にはこんな風に思っていました。


もっと自分の気持ちを
言えるといいのになぁ~。


いつも祖父母の顔色を伺っていて
息が詰まらないのかな?


自分の人生なんだから
もっと自分出してもいいんじゃない?


お父さんがいなくなっても
子供の為だけに生きてほしくない。


今まで苦労ばかりしてきたんだから
少しは好きに過ごしてもいいんじゃない?


子供の私でも
協力できることがあるなら協力するよ!


離婚してからは
独身なんだから、恋愛したっていい。


祖父母がいるから
再婚は考えられないと言っていたけど...


本当に再婚したいと思える人ができたら
一緒になったっていいんだよ。


まるで、祖父母と暮らす家からは
出られない鳥籠状態。


この家を出ていくことだって...
できないわけじゃないよね。


たとえ、それが出来なかったとしても
少しは自分の人生を歩んでほしい。


お母さんが幸せって思える人生を
送ってほしい。


私は両親が揃った
家族ではなかったけれど...


父と母が、それぞれ幸せなら
それでいいと思っています。


確かに、子供の頃は
父がいないことで寂しかったかもしれません。


だけど、それよりも子供の為に
我慢しながら家族を続けることで
笑顔で暮らせないのなら


それは、子供にとって悲しいです。


何よりも両親がそれぞれ
笑ってなきゃ嫌だったんです。


たとえ、別々の人生を歩むことになっても
私は父と母の子供には変わりはないし


子供に申し訳ない気持ちを持ち続けながら
過ごす必要もないかなと思います。


私は大丈夫だから、父も母も
それぞれ幸せを感じて生きてほしい。


願うのは、それだけでした。


両親がどんな思いでいたのか
子供に対して、どんな風に思っていたのかは
わかりませんが...


両親がどんな選択を選んだとしても
子供の私は両親の事が大好きです。


ずら~っと書きましたが


両親が離婚した子供の一人として
感じたことを綴ってみました。