令和時代になって、24日目です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今日は100匹目のサルの話をしたいと思います。これは実話だそうです。
ある島で、毎日サルにイモをあげていました。ある時、若いサルがうっかりもらったイモを海に落としてしまいました。幸い浅瀬だったので、すぐに拾って食べました。すると海水のおかげで少し塩味がついて、とてもおいしく食べられました。それからその若いサルはイモをもらうたびに海水につけて食べるようになりました。それを見ていた友達の若いサルは、マネをして海水につけて食べるようになりました。若い頃に好奇心旺盛なのは人間もサルも一緒のようで、若いサルはみんなイモを海水につけて食べるようになりました。ところが年寄りのサルは人間の年寄りと一緒で頭が固いようで、「まったく今時の若い連中は・・・」といった様子で、昔どおりイモをそのまま食べていました。しばらく経った頃に1匹の年寄りのサルがイモを海水につけて食べてみました。それがとってもおいしかったようで、その年寄りのサルはイモを海水につけて食べるようになりました。すると徐々に他の年寄りのサルもイモを海水につけて食べてようになりました。イモを海水につけて食べてサルが100匹になる頃、遠く離れた島でサルがイモを海水につけて食べてようになり、その島のサルの間に広まっていきました。
遠い島にいるサルが、です。サルですから電話もスマホもテレビも新聞も手紙もありません。別の島にいるサル同士がお互いの通信手段もなく、情報を得ることもできないはずです。私達の今までの固定観念からすると、理解できない話です。
皆さんは普段、健在意識で活動しています。健在意識は個の意識です。各個人は分かれていて、お互いが影響し合いながら生活をしています。皆さんにはこの健在意識の他に潜在意識があります。これは、普段は皆さんが認識できないものです。心の中の自分、といったところでしょうか。そして潜在意識の奥に、もっと深い意識があります。この深い意識は、みんな同じものです。大海の一滴は大海であるように、この深い意識はみんなが同じものでみんなで大きく一つです。
以心伝心なんてことを経験した人もいると思います。周りの人や仲良くしているペットの考えていることがなんとなくわかってしまう時もあります。また、世の中には動物達と言葉を使わずに話ができる人もいます。
なんでこんな不思議なことができるのでしょうか?個人個人が完全に分かれて存在していてそれ以外のものは何もないとすると、ただただ不思議なことになってしまいます。ところがみんなが深い意識でつながっているのであれば理解することができます。
遠い島にいるサル同士は健在意識では理解できない深い意識で情報を共有できるので、無意識のうちにイモを海水につけるということをダウンロードして行動に移したのです。そしてたくさんのサルがおいしく食事ができるようになり、しあわせになったのです。
皆さんがこれからしあわせの世界に進んでいくために必要なことがあります。それは、深い意識にアクセスすることです。といっても潜在意識もよくわからないのに、その奥にある意識にアクセスすることなんて、できないですよね。大丈夫です。今はできなくても少しづつできるようになる方法があります。
皆さんの周りにあるもの、他の人や動物、植物、物、空や雲、光など皆さんが感じられるものは、皆さんと同じもので、皆さん自身だと思ってみて下さい。もちろん思い出した時だけで大丈夫です。
そうは言っても自分と気が合わない人が自分自身だなんて、とっても考えられないですよね。でも不思議なことに皆さんがしあわせの世界に進んでいくと、これがなんだか少しわかってきたりする時がきます。その頃になると皆さんは日常のストレスから解放されてきていて、本当の意味で人生を楽しめるようになっています。何よりも皆さんのいる環境が、以前とは変化しているはずです。そしてこの"周りのものや人を自分自身だと思う"という方法が皆さんをしあわせの世界の方向にしっかりと向けてくれますので、是非試してみて下さい。みんなでしあわせの世界に進んでいきましょう!

虹のように、しあわせに!