のろまな実習生だった私を

引き抜いてくれた先輩セラピストの方が

病院を退職されると聞いて、


懐かしい病院時代のことを

書いてみようと思います。




私が理学療法士になった時代は


就職したら最低でも3年は辞めない

なんとなくの周りの常識だったけど、


私はがんばって頑張って


1年半、

急性期の病院で働くのが

限界でした笑い泣きニヤリ




特に45月のリハビリ室は、



あの新人、あんな立ち位置で

患者さんを転倒させないか?

とか

あの新人どんな意図で

あの治療をしているんだろ?


とか

先輩達が

ギラギラ目を光らせていてポーン


少し患者さんがバランスを崩そうもんなら

先輩が3人くらい

バーっと寄ってくる感じでした。



ありがたいと思えれば

ありがたい環境だったけど、


私は、

空気の薄い箱の中で

誰かに監視されながら

リハビリをしている感覚でしたゲッソリ



治療者の私がリラックスしていないことは

もちろんだけど、


そこは

治療者にとって自由がないだけでなく、



今日はやりたくないから

やらないという自由

患者さんに選択させてあげられていない

ように感じていました。



やっぱり私はあの頃から、



毎瞬、毎瞬、

自分自身に選択の自由が

与えられた空間

身をおくことを自分にしてあげたかったし


それを自分に許可してあげたかった。




もう理学療法士を辞めよう!


と思って退職しましたが、



恋愛の専門学校のブログを書くバイト

キャバ嬢を

掛け持ちしながら


半年間生き延びて、



やっぱり環境を変えて

もう一度理学療法士として

戻ってみようかな〜


と思って



在宅リハビリの世界で

もう一度理学療法士として働き出してから


もうすぐ10年になる、、、




それでも、


たった1年半

急性期病院という箱の中で

学んだ経験は、


その後、

10年間在宅リハビリの理学療法士として

働くうえで、


自分を支えてくれる

土台となってくれたことは

間違えありません。



あの頃出会ってくれた患者さんも


キャバ嬢の時に

あなたは昼間の世界に戻りなさい

といってくれたお客さんも


その頃、

生活費を払ってくれた

同棲してた彼氏にも


黙って仕事を辞めても

なんだかんだ

最後は支えてくれる両親にも



支えられていたな〜と


過去の自分の周りにあった


たくさんの愛に気がつくし、



今になって


苦しかった過去が

どんどん美しく

彩られていくのを感じます。



だから、

過去を振り返って落ち込んだり

過去を変えたいなんて思ったり

過去の自分を超えたいなんて思わなくても


今の自分がいるだけで

十分大丈夫だッ💛