送別会にて。



そんな時期
尊敬する上司が退職

No.2がトップに上がる


送別会で
2の人が上司に送別の言葉を
長々と話した

その時のトップの顔が
「そうじゃない」
「はぁ長い」
を表していた…

もう顔に出るくらい
嫌いだというのがわかる

ここまで顔に出すことって
なかなかない

2が退職に追い込んだ人は
山ほどいる

とにかく気に入らないと
いじわるをする
ネチネチ系


それを真っ直ぐに注意してきたが
人は簡単には変わらない



上司は
最後にみんなに話をした

「職業や立場として優秀かどうか
それだけで評価はしてない
人としてどうか
周りはそこを見ている
自分が周りに対して
1人では何も出来なかったと思っているか
感謝をしているか
それが出来ていれは
おのずと人はついてくる」




2に対して言ったんだろうと
思う


2がどんな顔で聞いてるか
ふと周りを見てみたが
みんな涙を流して
頷く中

冷めた目で
こちらをぼんやり見ていた…



響いていない…


あなたに言ったんだよ!
と思ったが
本人は無感情の光のない目で
話してる上司を見ていなかった



その状況にドキッとした



怖過ぎて。





とにかく怖かった





1人、2に相当いじめられ
異動する人がいる
美人で仕事も出来て頼られるような人

その人も
みんなのまえで


「悔しいことつらいこと
いっぱいあった」

と話した


2に言ってた
誰もがわかった
悔しかったと伝えた
こういう場所では
世の中的には
上辺の話をするものだ


いくら嫌なことがあって辞めても
ありがとう
お世話になりました
と言う


思ってなくても。




そこでこのふたりが
本音を話したというのは
本当に
しんどかったからだと思う

残された人に対して
思いを言いたかったんだと思う



そこまで言われた本人は
鈍感で
あの光のない目で
ぼんやりと冷めた顔をしていたのが
本当に怖かった…


機械みたいだった…



私は2とすごく離れた席だったが
すごく遠くても
向かい合う席というか
お互いに
目が合う席だった


人と人の隙間から見えるため
たまに視線を感じた


その目が
すごく怖かった




以前働いていたパートさんから
退職する上司に会いに行きたいが
2がいない日はあるかと
連絡をもらった

この人も2が嫌いだ

相当嫌で顔も見たくないと言う

その人が休日に 
ホームセンターで2を見かけたそうで


「すごく冷たい目で
自慢のご主人と買い物をしていた
相変わらずあの人じゃない目で
怖くなった」


と言っていた




わかる
すごくわかる

あの「人じゃない目」

わかりすぎる
怖いと感じる気持ち
すごくわかる




2は上司への送る言葉として
「自分は、のんびりした性格だから
テキパキこなす上司からしたら
イライラしただろう」
ということを告げた


いや、そこじゃないのよ


のんびり屋さんだから
気に入らなかったんでしょ?
じゃないのよ


あなたのその冷たい態度や
人を妬み
いじわるをして
追い詰めるその性格に対して
イライラしてたのよ…


この「気づかない」ことが
大きい

これだけ言われても
自分をわかっていない




この人がトップに上がる





春から
恐ろしくて仕方ない


これだけ嫌われてる人も
珍しいものだ