お客さんを呼ぶということ。 | うさぐのブログ

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今年の目標:一日一努力。

来る9月26、29日に
我が山下幼稚宴の
キャストオーディションが開催されます。



思い返せば、僕らの団体も
最初は小さな小さなスタートでした。

ただ仲間の才能と
不思議な縁の力で今に至ります。

関わってくださった
ひとりひとりが本当に大切で、
感謝の気持ちでいっぱいです。


*………*………*



小劇場という場は、
ミュージカル劇団にとって
決して住み心地のいい場所ではありません。



「お客さんをたくさん入れたい。」

この願いは劇団に限らず、
全ての興行主が思っていることでしょう。



制作費を回収するために
長く公演したい。
しかし、何もしなければ客席はがら空き。


では、
お客さんを呼ぶために必要な条件。


それはなんでしょう?



むりやり出演者に
チケットノルマを課す
やりかたもありますが、
それでは限界があります。


本当のお客さんを
増やすのに必要なことは、
「作品づくり」と「広報活動」。

この二つが高いレベルで
行われていなければなりません。




ただ!!


実は、後者の「広報活動」は
非常に困難な状況にあります。


その答えは↓
ミュージカルが好きな人は
たいてい大劇場に行く。

つまり、
小劇場のミュージカルは
ニーズがないのです。





そうやって赤字を余儀なくされた
ミュージカル劇団は、
競争するまでもなく淘汰されていきます。



「人気が出る」ことを夢見ながら、
はじめはバイトをしながら
赤字を埋めて頑張りますが、

数年も経つと
継続できない理由が重なり
なくなく活動を休止。

そういったことも
しばしばです。


*………*………*



ですが、その中でも
自然消滅することなく続けてこれた
山下幼稚宴には
やはり何かの価値があるのでしょう。



僕たちは
小劇場のトップを目指したわけでもなく、
ミュージカルが大好きなわけでもなく、
特別な制作をしてきたわけでもありません。



ただ面白いものが作りたい。

そうやって活動したことが認められた、
ような気がしています。


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山下幼稚宴オフィシャルサイト
http://yamashita.x0.to/index.html


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第一回公演の時。

お客さんから
「学校で公演しないか?」と
かかったお声。

その人はある教育機関の人でした。


戸惑いとうれしさが込み上げる中、
その場で第二回公演が決定したのです。

それ以来、僕たちはNoと言わずに突き進んできました。



本公演の傍ら、
別劇団のスタッフの下請けをしたり、
ノーギャラで製作を手伝ったり、

時には、結婚式の余興や
お祭りに呼ばれてパフォーマンスしたりもしました。




趣味かアマチュアか。

そんなノリで作っていたミュージカルコメディも、
今ではたくさんの人を迎えて造る
大きな船のような存在になりました。

夢を乗せて、大海に漕ぎ出す。
いつだって危険と隣り合わせです。


何が起こるか分からない。




僕は作曲という立場で、全力を尽くします!



長くなりましたが、
最後にオーディションの告知です。

活躍の場を求める
ダンサー、歌手、俳優、アイドル、芸人、パフォーマー…

夢に燃えている方ならどなたでも
大歓迎です!!!!



詳しくはホームページで。


ミュージカルコメディ集団「山下幼稚宴」
山下大輔


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山下幼稚宴オフィシャルサイト
http://yamashita.x0.to/index.html


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