ご訪問下さり、ありがとうございます
先日、父が亡くなりました。
今年に入ってから、体調が優れないため入院していました。
それでも当初は、比較的元気だったのですが、2月に入り病院内でインフルエンザやコロナが蔓延し、面会不可になりました。
本人も程なくして感染したと連絡がありました。
面会不可の期間が明け、お見舞いに行くと、別人のように痩せてしまっていました。
意識も混濁し、反応も薄くなっておりました。
もう長くないと思いました。
亡くなる当日の朝早くに、母から電話で呼び出しがあり、病院に向かいました。
私が到着した時は、まだ少しだけ反応がありました。
耳は最後まで聞こえていると言われているので、父に対して沢山の言葉がけをしました。
「私たち子供たちも、孫たちも、みんな幸せだよ。
それはお父さんのお陰だよ。ありがとうね。」
「お父さん、全てやりきった素晴らしい人生だったね。本当に凄いことだね！」
父がやり遂げた色々なことや、得意なこと。
父が気にかけているであろうこと。
「全て、大丈夫！安心してね。」
「ありがとう。ありがとう。ありがとう。」
そんなことを、めいいっぱい声をかけ続けました。
もう声は出なかったのですが、まるで
「おー。」
と言ってくれているように、言葉に合わせて、何度も何度も両手を高く上げて、答えてくれているようでした。
その日は弟の仕事がお休みの日。
妹も夫も出勤前。
私も仕事のない日。
距離のある妹が到着するのも待ってくれていて。父らしいなと思いました。
皆んなが集まってわいわいするのが大好きな父でした。
家族で父との思い出を、父を囲んで久しぶりに沢山しました。
自分のことはさておき、人に喜んでもらうのが大好きな父でした。
波乱万丈の人生でしたが、それはそれは、とても静かで、穏やかな、温かい愛のある最後でした。
お葬式では、泣きながら皆んなにお礼を言っているように感じしましたし、同時に父が光に包まれているのを感じました。
改めて、父がいて、育ててくれたことで今があるということが実感され、感謝が溢れました。
私たちは命のバトンを受け継いで、今があるんだという、この奇跡に命の重みを感じました。
お葬式のあと、空を見上げると、虹色にかがやく、美しい彩雲が現れていました
父の行く先のような気がして、有り難いことでした。
また少しずつ、ゆっくりと、ブログを再開したいと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました
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