昨日帰宅をしてキャリーケースの片づけをしつつ、別府地獄の写真を見ていました。
別府には8つの地獄があり、海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄・・・国指定名勝がそのうち4つです。
どの地獄も見ごたえ抜群だったのですが、私がなかなか面白いなと思ったのはかまど地獄。
一丁目から六丁目まであります。
私が仕事ついでになぜ温泉にくるのかということに通じるものがあります。
その話はまたおいおいと。
地獄めぐりのパンフレットの巻末に、直木賞作家の今東光さんのコメントが掲載されていました。
「人間は一度は現世の地獄を見、何等かの意味でおのれを空しうして反省し、生きる道を考えるには
別府の地獄の諸相を目の当たりに見ることを寧ろ御すすめしたい。地獄をくぐって生き返った人間にこそ本当の人間だからだ」(地獄讃より抜粋)。
地獄をまわってこれを読んだとき、日々の嫌なことや小さな自分がなんて情けないと痛感しました。
いつも温泉に行って大自然を目の当たりにすると思うことなんですけれどね。
今回もたくさんの収穫があった小さな旅なのでした。





