せっかく、心ある若者や転職組が、介護業界に身を置いても、そこにある現実はブラックなものしか見当たらない。
だから、失望し燃え尽きてしまう。
他の業界に転職する余力がある人はまだいい。
管理者や利用者さん、要介護の家族に、プライベートな時間まで犠牲にされ、趣味や勉強に手さえつけられないくらいボロボロにされる。
かと思えば、要介護の家族がいる家に、ボランティアという名で入り込む、悪質な団体もいるらしい。
弱い者につけこんで、高い請求を利用者さんにしたり、処遇改善手当も払わず、安い給料でヘルパーを働かせたり、一体全体、福祉業界ってどうなっちゃってんの?
どんなに夢や希望を語っても、そこにあるのは心の闇。
達成感など微塵もない。
こんな絶望的な仕事に就きたいなど、誰も思わない…
かも、しれない。
少なくとも、私は思わない。
どこにいても、何をしていても、私は腐っても鯛ならぬ、腐ってもホテルウーマンでいようと思う。