先週、初めての盆栽教室に参加。

教室といっても、このご時世なので生徒は二人だけで、ちゃんとコロナ対策用の間仕切りもある。

 

初日の課題は、「山もみじ」。

 

先生が自宅で育てた山モミジ2鉢を、これからじっくり樹形を整えながら自分の思い描く作品に仕立てて行くという。

まさに盆栽の第一歩。

ひとつ目は、樹齢5,6年のもみじで、先端に芽生えた幼芽を摘むこと。

新芽を伸び放題にすると、その養分が吸い取られ、幹に栄養分がいかなくなる。

成長期には、幹に栄養を貯え、幹から枝を出させて、大きな枝ぶりを作るという。

また密集した葉をとって、陽や風通しを良くすることにもなる。

大きさはせいぜい15cmくらいのいわゆる「小品盆栽」。

 

二つ目のもみじは、七変化(しちへんげ)という種類で、まだ幼い木だが、これを将来もみじの林に見立てて、秋の景色を作って行くという。

これは葉を摘むのではなく、伸びすぎた幹を半分くらいに切って、幹を太らせてゆく。

 

作業を終わった山モミジはこんなふうになる。

少しスッキリしたかな?

かなりカットしてちょっと寂しいくらい。

 

家に持ち帰って、先日山で拾ってきた切り株とコラボ撮影?

とにかく植物は、とくに樹木は成長がゆっくりしているので、なんとも気の長~い趣味になる。

 

このところ園芸店で、山野草を見つけると、つい手が出てしまって増えるばかり。

さらに、秋に拾った銀杏の実や、山で拾ってきたナラやブナの実、そして、苔などを採種してきた。

それらが、芽を吹き、いっぱし木になるのは一体どれだけの時間がかかるのだろうか?

・・・さて一体この趣味いつまで続くことやら・・。

 

因みに先生から「筋が良い、将来立派な盆栽を作るようになる」と褒められたので、友人たちに「俺ってボンサイじゃなくって天才?」って冗談をいったら、完全に無視されるか、顰蹙をかってがっかり(笑)。