登山がらみの話題をもう一つ。

 

いつだったかTVの山番組を見ていたら、山ガイドさんがお薦めの山食を紹介していた。

用意するのは、日清のSeafoodヌードルとトマトジュースだけ。

テルモスに入れた熱々のトマトジュースをただカップ麺に注ぐだけで、”ペスカトーレ”(魚貝入りトマトスパゲティ)に出来上がりというわけ。

簡単で美味しそうだったので、山仲間に伝えると、「牛乳を入れてミルクパスタ」とか、「カレー粉を入れてカレーヌードル」とか、次々にアイデアが・・・。

 

・・というわけで、家で昼食代わりに、即席の”ペスカトーレ”と”ミルクパスタ”を作ってみた。

トマトジュースは1回目は味が濃すぎたので、20%ほど水で薄めて再チャレンジ。

野菜の彩をそえて、採れたてのスナップエンドウを加えて、粉チーズをかけてみた。

結果、トマトの酸味が効いて、とてもカップ麺とは思えないほどの美味しく仕上がっている。

次にミルクパスタは、そのまま牛乳を温め、分量通りカップに注いで、やはり彩を添えて、パスタと相性の良い空豆を入れて、粉チーズをかけてみた。

これもカップ麺とは思えないほど濃厚な味で、空豆とマッチして想像以上の美味しさ。

 

・・・・と、”これなら山に限らず、家でも昼食に食べても十分”と思って、念のため食品表示の塩分量を見てびっくり。

表示によると麺・かやくの塩分量が2.1gで、スープが2.7gで、合わせてなんと4.8g。

2ヶ月ほど前、日本人の食事摂取基準の塩分摂取(推奨値)は6g未満と聞いたばかり。カップ麺一つで、1日の塩分摂取量の8割を消費してしまうほどの濃さ。

因みに、即席ラーメンはおおむね6g前後だから、血圧が気になる人には要注意の食べ物だ。

 

・・・・とここまで考えて、ハタと思いついたことがある。

それは山食のこと。つまり山では、とくに夏山では汗をかいて塩分が不足することがある。

塩分不足は脱水症や熱中症の原因とも言われているので、塩分補給は登山には欠かせない予防策。田中陽希は、ペットボトルに柿の種を入れて塩分補強をしていたっけ・・。

・・してみると、このカップ麺は味よし、塩分補給に良しと、一石二鳥の役割を果たすかも。

さすが、山のガイドさん、そこまで考えているとは??

 

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