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●金時山 20011年11月20日(日) 快晴 温泉付き

 神奈川県南足柄市 

 <参考コースタイム>

 JR御殿場駅→(バス20分)→乙女峠バス停→(35分)乙女峠→(20分)長尾山→(40分)金時山山頂)→(20分)公時神社分岐→(40分)金時登山入口→(10分)バス停

 参考歩行時間:2時間45分

 参考登山歩数:15000歩

 <日帰り湯>箱根の湯

 ●1月の金時山 (2007年1月7日)
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天気予報では、2日前まで「当日は雨」、前日夜半まで大雨たが、奇跡的に天候が回復して、予想外の快晴。

初参加のYさんが、「意外に晴れ女」の神通力を発揮してくれたようだ。

 

乙女峠のバス停に降り立ったのは、8時半ころか。この辺りがちょうど神奈川県と静岡県の県境になる。

 

金時山は4年前の1月に登っているが、途中のコースの記憶がほとんどない。ただ、山頂の金時茶屋の軒先に、大きな氷柱がぶら下がって、凍えるような寒さだった記憶がある。

今の季節なら、かろうじて紅葉や冠雪の富士山が楽しめるだろうと、大いなる期待がある。

今回は、新人のYさんを交えて、Kさん、相棒の4人の登山。

 

乙女峠に向かう道は、広葉樹がだいぶ色あせてはいるが、まだ晩秋の風情が色濃濃く残って好ましい散策路。朝が早いせいか、ハイカーの姿も見かけない。
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「乙女峠」とは、なんともロマンチックな名前だが、由来は江戸時代、この辺り(仙石原)に関所があって、旅人の足を留めたことから“御留峠”と呼ばれという。

時代をさらに遡れば万葉の時代、この峠は、御殿場から箱根に向かう道として最古の歴史をもつ。

だが千数百年の古道にしては、現代でも古寂びた感じがしないのは不思議なくらいだ。

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本日は、気温も高くなって、徐々に汗ばんできた。

コースタイムより少し早いペース(35分)で乙女峠に着。この峠は富士見三峠と呼ばれるほど富士山の眺望が良いようだが、あいにく富士山頂は厚い雲に覆われている。
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金時山は、山頂までの所要時間が短く、360度の展望が効くので箱根で最も人気のある山。かなりの人出を予想していたのだが、ほとんど登山客を見かけないのはむしろありがたい。

青空に、シャラの樹だろうか紅葉した葉が映えて美しい。寒空と言いたいところだが、本日は典型的な小春日和。

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乙女峠から20分ほどで、長尾山(1144m)に着。

ここから急な下りや登り坂を繰り返し、やがて階段状のきつに登りになる。途中ロープや鎖場もある。

 

当初、山ガールデビューに近いYさんの足腰を心配していたのが、快調な歩き方で余裕もある。よほど余裕があるのか?昂揚したのか? とうとう小学生の頃大好きだったという歌(「ゴールめざして」)を口ずさみ始めてしまった。

む、む、これは、侮れない!

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鎖場から10分ほど急坂を登ると、少し視界が開けて、樹間からスッキリした富士山が見えて来た。山頂はさすがに冠雪はしているが、この季節にしては雪がほとんどないのは残念。

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スタートしてから、およそ1時間半で金時山の山頂の下に辿りつく。上で、ドッと登山客のどよめき声がしたのは、霧が晴れて富士山の全貌が現われたのだろう。
山   写真 温泉 山頂下
さすがに山頂には、かなりの登山者がいる。

時計を見ると、まだ10時半だが、相棒はすでにバーナーに火を付けて昼食の用意。
ひとまず揃って、ボジョレ―ヌーボーで乾杯。

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山頂は風が強く、絶えず下から湧きあがって来る霧で、直ぐに視界が遮られて、富士山の眺望をのんびり眺めている余裕がない。

風に煽られながら、にぎり飯と暖かいみそ汁の昼食。

相変わらず、ドラえもんのポケットのように、Kさんと相棒のザックからいろんな食べ物が飛び出してくる。二人のデザートがラ・フランスで、ダブったのは珍しい。

コーヒー、一口ケーキでお腹一杯。しばらくのんびりしていたいが、風が強くなってきたので、下山の準備。

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金時山の名は、平安時代の武将で無類の怪力だった「坂田金時」に由来する。幼名が「金太郎」で、この辺りの山中で育ったたために、足柄山の金太郎と呼ばれた。

江戸時代に名付けられたそうだが、その前は、山頂の形がイノシシの頭に似ていることから「猪鼻(いのはな)岳」と呼ばれていたらしい。

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この山頂には、名物の金時娘と呼ばれる人が営んでいたる(た?)「茶屋」がある。

驚いたのは、小屋前に掲げられていた掲示板で、これには、富士山の強力として活躍した金時娘のお父さんが、昭和16年に白馬岳の風景指示盤を担ぎあげたことが書かれてある。重さが188kgというからその強力ぶりは凄まじい。その後このときの強力が災いして、42歳の若さで世を去ったという。

実はこの話は、新田次郎の小説「強力伝」を読んで知っていたので、「あの強力が、金時娘のお父さんか・・」と、思わず相棒と顔を見合せてしまった。

山   写真 温泉 山   写真 温泉
小屋の中を覗くと、金太郎飴や腹がけの土産品が置いてある。

11時50分、山頂を出発。こんなに早く山頂を出発したことはない。

これから矢倉沢方面から仙石原に下り、箱根湯元近くの温泉に浸かることになっている。

行く手に、仙石原、その向こうに、いまにもあふれそうな芦ノ湖が見渡せる。

日焼けしそうなほど日差しが強く眩しいが、見遥かす景色の雄大さは、この山路の醍醐味か。

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明神岳に連なる、なだらかな尾根筋の景観は、思わず歩いてみたくなるほど気持ちが良い。いつかこの道を辿ってみよう。

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かなりの急坂だが、見晴らしが良い。大涌谷の噴煙、芦ノ湖のバイキング船もはっきりと見渡せる。
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午後になってきたせいか、徐々に登山客が増えて来た。下山者より登る人が多いのは、金時神社入口に車を置いて往復するせいなのだろうか。

 

 

13時、山頂から1時間で、金時登山口に着。

この辺りは別荘地だが、紅葉や銀杏の葉が、いまや盛りと色づいている。

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登山も下山も順調だが、ここから湯本の温泉場までの道のりが長い。

 

 

 

 

 

 

 

 

乗ったバスが、箱根の名所を循環するためか、強羅に着くのに時間がかかり、さらに強羅から湯元までの登山鉄道にも相当な時間がかかる始末。

辿りついた温泉は、湯本駅からバスで10分ほどの「箱根の湯 」という日帰り温泉。
源泉井戸2本から引いた自家100%の源泉で、PH8とか。

 

やはり日焼けしたようで、湯上がりは顔がヒリヒリするが、その分生ビールがうまいというわけ。ここで飲み残しのワイン、日本酒をのんで、外に出るともう夕暮れ時。

 

駅までぶらぶら歩き、いつもの「元祖箱根温泉まんじゅう」を買って、ようやく本日の全スケジュールを終了。

Yさんが言うように、われわれのゴールは下山後が長いのだ。

 

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