●「茶事多難」の巻 大人の隠れ家PART2から続く
某月某日
カヌーの師匠より、茶道具一式を、いづこからか入手したとの連絡あり。
早速訪れると、茶室には、風炉あり、鉄窯、風炉先、花籠など様々な道具立てが揃っている。
新たに自ら炉も切ったとのこと。
これだけの道具立てが揃ったので、一同、並べて記念撮影!(この段階では、正式な並べ方ではないようだが・・)
4月9日
自ら切った炉に、ひのきの炉縁をしつらえ、さらに師匠自らの手で、漆を数回塗って、見事なつやのある出来栄えに仕上がっている。
本日は、カヌー仲間が揃って食事会。
前菜に、春の食材”ホタルイカと菜の花“和え。
食後は、なぜか茶室にうるし塗りのちゃぶ台を出して、2次会。
4月某日
本日は庭の手入れに師匠宅訪問。
茶室の裏に回ると、立派な水屋がしつらえてある。
あとは、この風雅な?庵の表に「筏庵」の額を掲げれば、準備万端、師匠のお手前の披露を待つばかり。
5月21日
知り合いの書家に頼んで書いてもらった「筏庵」の書をもとに、師匠自ら彫りあげた「筏庵」の額もかかって本格オープン!
・・・ と言いたいところだが、本日はまだまだ内輪だけのお披露目とか。
選ばれた(生贄?)4人で初茶会?!
表千家”直伝?”の“路地裏千家”の師匠がお手前を披露してくれるのだが、さすがに”初手前”のせいか、いつもと違って、師匠がソワソワ落ち着かない。
そんな様子に一同、笑いを噛みしめるのに必死。
もっとも一服“もられる”客の方も、どこかぎこちなくコチコチ。
たかが一杯、されど一杯・・。
「お粗末さまでした・・」(師匠) 「ええ、お粗末でした・・」(客)
6月12日
本日は、調理人Tさんが鹿肉を入手したというので、ジビエ料理&茶会。
メインは、鹿肉のタタキだが、柔らかく美味そのもの。
さらにフグの唐揚げ、牡蠣、差し入れの鴨肉、チーズ。
仕上げは、囲炉裏で鹿肉の鍋。
食後は、本日の”お手前当番”(なぜか毎回当番制の茶会になってしまった)の
リエちゃんが、一服・・・。
まるで芸能人並にカメラのフラッシュが
相変わらず抱腹絶倒の”奇妙な”茶会も無事終了。