●畦ヶ丸 温泉付
神奈川県 1,292m 2008年6月14日(土) 晴天
<参考コースタイム>
大橋滝バス停→(20分)大滝→(35分)避難小屋→(30分)大滝峠山頂→(50分)畦ヶ丸山頂→(40分)善六のタワ→(45分)本棚の滝→(45分)西沢バス停
<歩行時間>5時間
<温泉>
山北駅前「さくらの湯 」

今月の登山は、先月に引き続き丹沢山系のひとつ、西丹沢の畦ヶ丸へ。先月登った蛭ヶ岳で、白い花をつけたシロヤシオツツジの時期が早かったので見られず、その再チャレンジのつもり。しかし結果的には、時期が遅すぎてシロヤシオツツジにはお目にかかれなかった。
畦ヶ丸のコースは、通常、西丹沢自然教室のバス停で降り、そこから善六のタワから頂上へ。
下りは大滝峠を経由して、大滝橋バス停に至るのだが、われわれは全くの逆コースを選択。出発地点の高度は465mなので、山頂との標高差約800m。
しかしこのコース選択は、登りは比較的楽で、下りもコース最大の見所の本棚の滝を余裕を持って楽しめたので大正解。
大滝橋バス停からは、沢筋の緩やかな東海自然歩道を登る。新緑が目に眩いばかり。陽の当たる山道の脇に、小さな白い花弁をつけたウツギが満開で、新緑にヤマツツジのコントラストも美しい。陽気がいいせいか、なんとなく散策気分。

ウツギの白い花が満開

避難小屋の前に小さな沢があり、ほてった顔をざぶざぶと洗う
避難小屋の脇に見慣れぬ白い花が咲いていたので、写真を撮って後で調べてみたら、ヤブデマリだそうだ。ヤマアジサイに似ているが、葉が肉厚で、葉の色も薄い。
植物図鑑によると「蝶が羽を広げたような」という表現があるが、良く観ると確かにそんなようにも見える。湿った沢筋に多く見られるという。
避難小屋でしばし休憩し、30分ほどで大滝峠上に到着。このあたりでようやく周囲の山なみが見えてきた。とにかく林の中を黙々と登るだけで、視界が開けないのでどこか拍子抜け。
もっとも畦ヶ丸は、山頂も含めて、この先ほとんど視界が開けないので、その覚悟が必要だ。
しかしブナの木の背丈が高く、葉が薄いので山道は決して暗くはない。陽を受けた鮮やかな新緑を見るだけでも気分は爽快。足元には、紫色の小さな花が落ちてくる。見上げても見つけられないが、茂った青葉の上に、満開のヤマフジが咲き誇っているのだろう。

ブナ林
大滝峠上から徐々に、傾斜がきつくなり、いよいよ山頂に近づいたことが分かる。50分ほど大汗をかいたところで、畦ヶ丸山頂の直下の避難小屋に着いた。
小屋の中を覗くと、きれいに清掃されていて、ストーブやトイレも備わっている。頂上は小屋のすぐ上。
山頂は、見晴らしは全くきかないが、大きな木のベンチがひとつある。
われわれがザックを開けて、昼食をとろうとするところに、ランニング姿の登山客が一人到着。彼も、大きなベンチの後ろ側で昼食をとり始めたのが、何気なく見ると缶ビールをゴクリ
。
山頂を11時45分に出発。登山客が途中、熊のフンを見たとういうので、念のために小さなカウベルをつけることにした。
下り始めるとすぐに、尾根に冷風が吹き抜けるようになった。登りは全く無風だったので、なんとも心地よい。善六のタワ(鞍部)までは、ブナ林を通り、階段状の急な木道をおよそ40分歩く。


善六ノタワからは急傾斜が続き、このコースを登るのはきつかっただろうと、逆コースを選択したことに感謝。
善六ノタワからおよそ45分下ったところで、本棚(滝)の分岐に到着。本棚は、本道からわずか5分ほどの距離だから、必見。
滝の高さは60mだそうだが、その迫力は想像以上。
岩頭に勢いよくぶつかった水しぶきが、小さな霧となって山間に漂ってくる。

本棚でたっぷりマイナスイオンを浴びて一路ゴールへ。下棚の脇辺りで、権現山の分岐に出たが、今は廃道のようだ。
途中、本日初めてアカヤシオツツジを発見。シロヤシオではないが、なんとなく感激。
少し平坦な道に出たところで、動物の糞(フン)を発見。フンというより木の実の種がほとんど。このあたりに木の実があるのは不思議なくらい。イノシシ?熊か?が餌場を彷徨って麓に下りてきたのだろう。
もう少し下った沢でも、やはりフンを見た。
急な坂道が続き、足にもこたえてきたところで、広い川原にでる。
自然にできたオブジェ
14時10分、吊橋を渡って、ようやく西丹沢教室バス停に着いた。相棒の歩数計によると、本日は約26,000歩。
バスの発車時刻を聞くとまだ30分近くあるというので、キャンプ場のコテージに駆け込んで、大きな缶ビール購入。ベンチに座って乾杯、相棒は瞬く間に2本平らげ、当然のごとく、バスの中は二人でこっくり。
1時間ほどバスに揺られ、山北駅前で下車。以前立ち寄ったこの山北駅の佇まいが気に入って、町営の「桜湯」に。そのあとは、駅前に1軒しかない中華店で生ビールは、予定のコース。




